<大相撲三月場所>◇千秋楽◇23日◇大阪・エディオンアリーナ【映像】慣れない“取り直し”で初々しい「珍事」 序二段力士の取組で、土俵際もつれて物言いがつき、取り直しになる一番があった。仕切り直しで再び土俵に上がった力士が、まだ慣れない取り直…
<大相撲三月場所>◇千秋楽◇23日◇大阪・エディオンアリーナ
序二段力士の取組で、土俵際もつれて物言いがつき、取り直しになる一番があった。仕切り直しで再び土俵に上がった力士が、まだ慣れない取り直しを受け、所作の段取りを行司にそれとなく、ただ懸命に目配せで確認する場面があり、初々しい珍事に「おどおどしてる」「取り直し 初でまごまごw」などファンがほっこりした。
序二段七十三枚目・豪清丸(武隈)が取り直しの末に序二段七十八枚目・氏家(浅香山)をはたき込んで5勝目(2敗)を挙げた一番でのこと。
立ち合い、低く当たって素早く右の下手を引いた氏家が両まわしを引いて一気に寄り切ったかに見えた一番は、寄り切る際に氏家の左足が出たようにも見え、物言いがついた。
協議の結果「行司軍配は西方力士(豪清丸)に上がりましたが、東方力士の体と西方力士の足が出るのが同時とみて取り直しといたします」とアナウンスされ、取り直しとなった。
館内の拍手に背中を押されるように再び土俵に上がった両力士。とここでハプニングが起こる。18歳でデビューからわずか3場所目のざんばらである豪清丸が、行うべき所作について自信なさそうに行司に目配せを送る。その後の動作もどこかぎこちなく、初々しい様子に「おどおどしてる」「取り直し 初でまごまごw」などの反響が寄せられた。
ただ、肝心の取組で豪清丸は強烈な突き押しで起こすと見せかけて豪快なはたき込みで勝負を決めた。敗れた氏家は悔しい3敗目(4勝)を喫した。(ABEMA/大相撲チャンネル)