3月23日の阪神4R・3歳未勝利(芝1600メートル=17頭立て)で、今年3月に新規開業した前川恭子調教師=栗東=が管理するミトノオルフェ(牡、父オルフェーヴル)が1着となり、11戦目で女性調教師として史上初のJRA勝利を挙げた。3月18…
3月23日の阪神4R・3歳未勝利(芝1600メートル=17頭立て)で、今年3月に新規開業した前川恭子調教師=栗東=が管理するミトノオルフェ(牡、父オルフェーヴル)が1着となり、11戦目で女性調教師として史上初のJRA勝利を挙げた。3月18日の高知競馬での地方初出走初勝利に続く白星となった。
道中は4番手の外を追走。直線半ばで2番手につけると大きなストライドで脚を伸ばし、逃げたコンタンゴ(2着)をゴール前で半馬身差差し切った。
新たな歴史をつくった前川調教師は「元々すぐ勝てそうな馬でしたので、ホッとしたというのがひとつと、このような馬を預けてくださった馬主さんには本当に感謝しています。スタッフも『ここが勝負だ』と気合で臨んでくれていたので、スタッフにも感謝の言葉しかありません」と安どし、周囲への感謝を口にした。
かつて厩務員、調教助手として腕を磨いた崎山厩舎時代からの絆でつかんだ初勝利。「馬主さんは崎山厩舎に馬を預けてくださって、20年来のお付き合いをさせていただいていて、崎山先生も天国で喜んでくださっていると思うので、本当にそこも含めてうれしかったです」と喜びをかみしめた。