3月23日の中山6R・3歳1勝クラス(芝2000メートル=12頭立て)は、2番人気のアマキヒ(牡、美浦・国枝栄厩舎、父ブラックタイド)が、まくりを決めてオープン入りを決めた。10年の牝馬3冠馬アパパネを母に持つ良血馬が、日本ダービー出走へ…

 3月23日の中山6R・3歳1勝クラス(芝2000メートル=12頭立て)は、2番人気のアマキヒ(牡、美浦・国枝栄厩舎、父ブラックタイド)が、まくりを決めてオープン入りを決めた。10年の牝馬3冠馬アパパネを母に持つ良血馬が、日本ダービー出走へ希望をつないだ。勝ち時計は2分0秒0(良)。

 大外の12番枠からスタートはひと息で、前半は後方に構える形に。向こう正面で一気に2番手まで押し上げて、直線の入り口では逃げたジェットブレードを楽にかわすと、長く脚を使ってオストラヴァの追い上げを半馬身差で退けた。

 横山武史騎手は「すごくいい馬で、奥があると感じていましたし、ちょっと今日は馬場が悪いのも得意じゃないのか、スタートがいつもより決まらなくて、予定していた形とは違ったんですけど、向こう正面でいいタイミングでまくれましたし、最後まで頑張ってくれた馬に感謝です。先々が楽しみですね」と、笑顔で汗をぬぐった。

 国枝調教師は「よかったです。とりあえず2つ勝ったので、中山よりも東京と武史も言っていたので、青葉賞(・G2、4月26日、東京)へ」と宣言。ラストクラシックでの悲願の日本ダービー制覇へ、大事なステップを踏めた。