バーレーン戦で値千金のゴラッソを決めた久保。(C)Getty Images サムライブルーが図抜けた強さを発揮した。 森保一監督率いる日本代表は、3月20日に行われた2026年北中米ワールドカップのアジア最終予選第7節でバーレーン代表と対戦…

 

バーレーン戦で値千金のゴラッソを決めた久保。(C)Getty Images

 

 サムライブルーが図抜けた強さを発揮した。

 森保一監督率いる日本代表は、3月20日に行われた2026年北中米ワールドカップのアジア最終予選第7節でバーレーン代表と対戦。前半は相手とのタイトな守備に苦戦を強いられるも、後半に鎌田大地と久保建英の鮮やかな得点で突き放して2-0で勝利し、開催国を除いて世界最速で本大会への切符を勝ち取った。

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 圧倒的な強さが際立つ予選突破だ。得失点も22とした今最終予選では2位のオーストラリア代表に勝点9差をつけて首位を独走。サウジアラビア代表や中国代表、そしてバーレーンと難敵が揃ったグループでライバルを寄せ付けなかった。

 欧州トップリーグの強豪に属するタレントを多く擁した中で、下馬評通りの結果を出した日本。その強さと勢いは、“サッカーの母国”でもクローズアップされている。英老舗誌『Four Four Two』は「日本が早々に出場を決めたのは驚きではない」と断言。森保監督が招集したメンバー25名中21名が欧州でプレーしている実績をふまえて「モリヤスが招集したメンバーは、能力と経験に満ちている」とした。

 さらに今の日本について「選手たちがチャンピオンズ・リーグの常連で、最高レベルでの経験を持つ。次に、これまでの日本代表にはなかったほどの層の厚さがある。モリヤスは主軸を信頼しているが、多くを提供できる選手たちがたくさんスタンバイ、あるいはブレイクしているところだ」と指摘。その上で、W杯優勝を目標に掲げる森保ジャパンへのリアリスティックな意見を寄せている。

「今の日本にとっての次なるハードルは、次のW杯でベスト16の壁を越えることだ。だが、彼らの最もエキサイティングな世代はこれからだ。それだけに、2030年W杯が、本当に特別なことが起きるかもしれない」

 スカッドの厚み、個々の地力を考えれば、必然の突破。だからこそ、ここからベスト16の壁を破るために、どこまで上積みを作れるかを興味深く見守りたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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