<大相撲三月場所>◇十四日目◇22日◇大阪・エディオンアリーナ【映像】息ピッタリ…琴櫻と付け人のシンクロ動作 取組前、土俵にいる大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)と花道の奥にいる付け人が目を合わせてシンクロする動きを見せた。そんな2人の関…

<大相撲三月場所>◇十四日目◇22日◇大阪・エディオンアリーナ

【映像】息ピッタリ…琴櫻と付け人のシンクロ動作

 取組前、土俵にいる大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)と花道の奥にいる付け人が目を合わせてシンクロする動きを見せた。そんな2人の関係性の秘密を元横綱・若乃花の花田虎上氏が明かし、実際に同じ動きをしている両者の姿を見た視聴者は「泣ける」「めっちゃいい話」「本当だ同じ動きしてる」といった反響を寄せた。

 取組前に“鬼の形相”へ変貌することで知られる琴櫻。花道の奥には琴櫻を見守る付け人の姿が確認でき、そんな付け人と琴櫻は目を合わせていたが、ABEMAで実況を務めた清野茂樹アナウンサーは「毎回、最後の塩を撒かれる時には付け人の方を見て表情を変える琴櫻です」と伝えた。

 それから琴櫻が清めの塩を手に取って“鬼の形相”に変貌した瞬間、肩をまわすと、付け人も同じ動きをしてシンクロ状態に。この光景を見て、花田氏は「支度部屋で何をやっちゃいけないとか、どう攻めるとか(話したことを)、付け人さんを見ることで思い出すんですね」と琴櫻の独特な取組前ルーティンの意味を明かすと、清野アナは「なるほど!そういうことなんですね」と理解していた。

 5000人を収容する広い館内で、距離こそ離れていても、目を合わせ同じ動きをする琴櫻と付け人の関係性。この説明を聞いた相撲ファンは「泣ける」「めっちゃいい話」「本当だ同じ動きしてる」「想いを託し、託される関係」などの声を寄せていた。

 その後の取組では、前に出てくる前頭六枚目・平戸海(境川)の圧力に屈し、黒星を喫した琴櫻だが、苦しい状況が続く中で今場所はカド番を脱出している。千秋楽は優勝争いを繰り広げている大関・大の里(二所ノ関)と取組を行うが、大関同士の決戦で、琴櫻がどんな姿を見せてくれるか、相撲ファンは注目だ。(ABEMA/大相撲チャンネル)