マリナーズは22日(日本時間23日)、マイナー契約の招待選手としてキャンプに参加している藤浪晋太郎投手をマイナーキャンプへ降格したと発表した。 藤浪はオープン戦7試合、6回2/3を投げて1セーブ、1ホールド、防御率5・40。2登板目の2月…

 マリナーズは22日(日本時間23日)、マイナー契約の招待選手としてキャンプに参加している藤浪晋太郎投手をマイナーキャンプへ降格したと発表した。

 藤浪はオープン戦7試合、6回2/3を投げて1セーブ、1ホールド、防御率5・40。2登板目の2月27日のジャイアンツ戦で3四死球4失点の乱調が防御率に大きく影響したが、直近5試合連続、計6試合で無失点に抑え、首脳陣に猛アピールしていた。

 150キロ台後半の直球とスプリット、スライダー、さらには首脳陣が高く評価した新球ツーシームで相手打線を被打率・182に抑え、4奪三振だった。課題の制球も改善の兆しは見えていたが、10四死球を記録するなど、メジャー登録40人枠に入る力を示すことはできなかった。シーズン開幕5日前の非情通告となった。

 藤浪は23年オフに阪神からポスティングシステムを使ってアスレチックスと単年契約で合意。シーズン途中にオリオールズへトレードされ、計64試合に登板し、7勝8敗2セーブ、防御率7・18の成績を残した。米2年目の昨季はメッツと1年335万ドル(約5億円)で合意したが、開幕前にマイナー3Aに降格。メジャーに昇格することなくシーズンを終え、昨オフにマリナーズとマイナー契約を結んだ。