◆若葉S(3月22日・阪神・芝2000メートル、良) 皐月賞(4月20日、中山)トライアルの若葉S・リステッドは22日、阪神競馬場で行われ、単勝1番人気のジョバンニが快勝。2着のローランドバローズとともに優先出走権を獲得した。 ここでは負け…

◆若葉S(3月22日・阪神・芝2000メートル、良)

 皐月賞(4月20日、中山)トライアルの若葉S・リステッドは22日、阪神競馬場で行われ、単勝1番人気のジョバンニが快勝。2着のローランドバローズとともに優先出走権を獲得した。

 ここでは負けられなかった。単勝1・7倍の断然人気を集めたジョバンニは大外枠から二の脚をつけて好位3番手を追走。上がり3ハロン34秒4の末脚で力強く伸び、2着のローランドバローズを首差で競り落とした。

 阪神6Rで史上最速、最年少でJRA通算1万3000回騎乗を達成し、この日3勝目を挙げた松山は「皐月賞につながるようにポジションを取りにいって、我慢できるように」とクラシックを想定して騎乗。「しっかり我慢して折り合いもついて、いいパフォーマンスだった。ここを使って、またもう一段階良くなってくれると思う」と期待に応えた相棒をたたえた。

 ホープフルSは世代王者のクロワデュノールに2馬身差の2着。皐月賞出走への収得賞金は足りていたが、万全の状態で雪辱を期すためトライアルでひと叩きした。サトノシャイニングとの2頭出しを予定する杉山晴調教師は「イメージ通りの競馬。いい形で本番に向かえると思う」と笑みを浮かべた。ライバルの待つ大舞台へ、最高の形で弾みをつけた。(山本 理貴)