「ウエスタン、中日2-5阪神」(22日、ナゴヤ球場) ナゴヤの空に高々と花火を打ち上げた。同点の七回2死一、二塁で打席に入った阪神・山田脩也内野手(19)は、中日・大野が投じた内角高めの直球を見逃さなかった。 「直球は狙っていなかった。追…
「ウエスタン、中日2-5阪神」(22日、ナゴヤ球場)
ナゴヤの空に高々と花火を打ち上げた。同点の七回2死一、二塁で打席に入った阪神・山田脩也内野手(19)は、中日・大野が投じた内角高めの直球を見逃さなかった。
「直球は狙っていなかった。追い込まれてたのでコンタクトを意識した中で、良い感じで(振れた)」
大振りではなく、ミートを重視したスイング。芯で捉えた打球は鮮やかに左翼スタンドに着弾した。「越えるくらいかなと思ったんですけど、ギリギリ入ってくれたので良かった」。謙遜しながらも安堵(あんど)の表情を浮かべた。
ここまでは下位での出場が多かった中、2番起用に応えた。平田2軍監督は「効果的な3ラン。2番っていうとこでバントや、バスターも全部今練習して、ゲームでこなしてくれてるんだからね。そこに力強さが加われば本当に楽しみになってくるよ」と目を細めた。
20日のウエスタン・ソフトバンク戦でも本塁打を放っており、早くも2号となったが、自らを「本塁打を狙うバッターではない」と語る。「これからもセンターにヒットを打つっていう意識で」と自身の仕事を果たし続ける。