シンガポール代表は21日、国際親善試合でネパール代表に0-1と敗戦した。 シンガポール代表は昨年2月より小倉勉監督が指揮。W杯アジア二次予選が進むなかでの新体制となったなか、同予選は結局敗退も、格上・中国代表と2-2で引き分けた試合が、華人…

シンガポール代表は21日、国際親善試合でネパール代表に0-1と敗戦した。

シンガポール代表は昨年2月より小倉勉監督が指揮。W杯アジア二次予選が進むなかでの新体制となったなか、同予選は結局敗退も、格上・中国代表と2-2で引き分けた試合が、華人社会のシンガポールとあって大きく称賛された。

そこからおよそ1年、強化目的の日本遠征なども経て、アジアカップ三次予選のスタートを控えるシンガポール。インド代表、香港代表、バングラデシュ代表と同居するグループで1位になれば、2027年本大会に出場できる構図だ。

その第1節・香港戦(H)を25日に控え、強化試合でFIFAランキング175位のネパールと対戦。

結果は0-1とシンガポール史上初めてネパールに敗れ、小倉監督が記者会見で選手たちのパフォーマンスに厳しく言及した。シンガポール『The Straits Tims』が伝える。

「こんなプレーではどの国にも勝てないだろう。就任から1年になるが、韓国代表に0-7で敗れた試合など比にならないほど最悪だ」

「ネパールのほうがはるかに良いチーム。私たちには何もなかったと言っていい。ネパールの勝利への貪欲さを見たか? 必死に1点を守ろうとし、この90分間を国際大会のように戦った」

「対し、我々は1点を失っただけで怯えていた。普段通りにプレーしていればチャンスが作れただろうに…。ネパールは90分間プラスアルファ戦ってくれたが、我々の選手が闘志をみせたのはせいぜい10〜15分だ。十分ではない」

小倉監督は「不甲斐なかった」という出来をファンに陳謝。「これより下はない」とした。

「責任は私にある。火曜日(香港戦)はより良いパフォーマンスと最良の結果を約束できる。大変申し訳ない思いだが、引き続きスタジアムに来て選手たちへ声援を送ってあげてほしい」

なお、シンガポールは1984年大会の1度だけアジア杯に出場しているが、この時は開催国枠。過去予選を勝ち抜いたことはない。