◆大相撲 ▽春場所14日目(22日、エディオンアリーナ大阪) 東十両2枚目・嘉陽(中村)が西十両8枚目・白鷹山(高田川)を寄り切って9勝目。来場所の新入幕を濃厚にした。 取組が終わった後の支度部屋で師匠の中村親方(元関脇・嘉風)と握手をし、…
◆大相撲 ▽春場所14日目(22日、エディオンアリーナ大阪)
東十両2枚目・嘉陽(中村)が西十両8枚目・白鷹山(高田川)を寄り切って9勝目。来場所の新入幕を濃厚にした。
取組が終わった後の支度部屋で師匠の中村親方(元関脇・嘉風)と握手をし、カステラをもらうと満面の笑みを浮かべた。「先場所7勝7敗だった千秋楽で負けてしまった相手なので、同じ負け方はしないようにと思った。今日は攻め切れて良かった」と振り返った。新入幕が近づいたことには「上がったら、うれしい」と語った。
この日は同部屋の東幕下筆頭・宮城(中村)が勝ち越しを決めて、来場所の新十両昇進を確実した。支度部屋のテレビ画面で取組を見守っていたといい「本当に力が入った。同時に上がれればいいなと思っていた。部屋もさらに活気が出ると思う」と喜んだ。
昨年の九州場所に続き部屋宿舎には料理人が帯同中。昼、夜と食事面で万全のサポートを受けている。この日は昼食にパスタ、具だくさんみそ汁、ハム、分厚いベーコンとご飯を食べてから元気に場所入りし、土俵上で躍動した。「夕食はてっちり鍋(ふぐ鍋)の予定」と笑顔で語り、食べ過ぎで長さが残りわずかの締め込みについては「今からやせることは無理なので、何とかします」と力強く語った。