◆大相撲 ▽春場所14日目(22日、エディオンアリーナ大阪) 東幕下筆頭・宮城(中村)が東十両8枚目・北勝富士(八角)を送り出して、4勝目。勝ち越しで、来場所の新十両昇進を確実なものにした。「死んでもいいと思って、土俵に上がった。人生を懸け…
◆大相撲 ▽春場所14日目(22日、エディオンアリーナ大阪)
東幕下筆頭・宮城(中村)が東十両8枚目・北勝富士(八角)を送り出して、4勝目。勝ち越しで、来場所の新十両昇進を確実なものにした。「死んでもいいと思って、土俵に上がった。人生を懸けて土俵に上がった。中村親方(元関脇・嘉風)を信じてやってきてよかった」と充実した表情で語った。
西幕下2枚目だった昨年12月の九州場所では3勝3敗の七番相撲で敗れ、東幕下4枚目だった先場所は4勝3敗も十両昇進はならなかった。「九州ではね返されていい経験になった。1月で反省を生かせたが、上がれなくて、親方と一からやってきた」と、三度目の正直で関取の座を確実なものにした。
入門からこれまでを振り返り「自分はアマチュアでも実績がなかったが、大学を卒業して親方に誘ってもらった。周りからも入門を反対されて、厳しいとも言われた。親方に『見返してやろう』と言われてすごいうれしかった」と感慨深げに語った。