キャベッジの状態も注目されている(C)産経新聞社 開幕直前の巨人に心配なアクシデントだ。 22日のロッテ戦(東京ドーム)に「6番・中堅」で先発した丸佳浩は6回の第3打席、二死二塁から右前適時打をマーク。しかし直後の二死一塁の場面、大城卓三が…

 

キャベッジの状態も注目されている(C)産経新聞社

 

 開幕直前の巨人に心配なアクシデントだ。

 22日のロッテ戦(東京ドーム)に「6番・中堅」で先発した丸佳浩は6回の第3打席、二死二塁から右前適時打をマーク。しかし直後の二死一塁の場面、大城卓三がフェンス直撃の二塁打を放った際に一塁から激走するも、三塁ベース手前で急失速。何かしら下半身に不調が起こった様子を示した。

【動画】キャベッジは藤原の打球にダイビングキャッチを試みるも捕球できず

 足を引きずりながら、ベンチに戻り、今後は病院で診断を受ける予定。

 阿部慎之助監督も開幕中堅構想を語るなど、信頼を寄せていた丸は前日の試合でも右翼に入り、3回一死一塁の場面では岡大海の邪飛を客席に飛び込みながらキャッチするなど、攻守で存在感を示していた。

 丸の軽傷を祈るしかないが、開幕で守備の要ともされる丸を欠くとなれば、いきなりスクランブルとなることも予想される。

 新助っ人、トレイ・キャベッジは22日のロッテ戦でも7回は藤原恭大の右翼への当たりにダイビングキャッチを試みるも捕球できず。カバーしたセンターのオコエ瑠偉も打球処理にもたつき、藤原の俊足もあり、ランニングホームランを許した。

 そして注目の打撃はオープン戦成績はここまで13試合に出場、打率.205、0本塁打、2打点とやや不安を残す内容となっている。新助っ人とあって、あくまでシーズンへの助走という位置づけだが、阿部監督もキャベッジに関しては当初、開幕5番構想を掲げていたとあって、課題は残されている。

 また外野手争いにおいては指揮官がブレイクを期待しているプロ3年目、浅野翔吾も、もがいている。ここまで13試合に出場、打率.231、0本塁打、2打点。

 メジャーとのプレシーズンゲームにも出場するなど、将来の中軸候補と期待される若武者もスタメンを任せるには攻守において、つぶすべき課題が見え隠れしている。

 明るい材料としては開幕左翼候補とされるエリエ・ヘルナンデスは22日のロッテ戦でも3安打の猛打賞、オープン戦打率は.324と好調を維持している。

 またこの日、丸にかわって中堅に入ったオコエ瑠偉もオープン戦打率は.391と打ちまくっている。    

 果たして来る28日の開幕戦の外野布陣はどうなるか。阿部監督の起用に注目が高まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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