◆競泳 日本選手権第3日(22日、東京アクアティクスセンター) 男子200メートル個人メドレー決勝は、昨夏パリ五輪400メートルで銀の松下知之(東洋大)が1分56秒35で優勝。自己記録を更新し、7月の世界選手権(シンガポール)代表にも内定。…

◆競泳 日本選手権第3日(22日、東京アクアティクスセンター)

 男子200メートル個人メドレー決勝は、昨夏パリ五輪400メートルで銀の松下知之(東洋大)が1分56秒35で優勝。自己記録を更新し、7月の世界選手権(シンガポール)代表にも内定。「課題だった前半の積極性を数か月こだわりを持ってやってきて、そこを出せたのが何よりもうれしい」とうなずいた。

 50メートルをターンして背泳ぎで加速。狙い通りのレースプランで勝ちきった。「バックがカギになると思ったので。平井先生とバックでライバルを引き離すと決めていけた」。2位の牧野航介は東洋大のチームメート。「辛い練習も励まし合いながら、高め合って乗り越えてきた戦友。自分の代表権よりもうれしかった」と喜びを語った。

 この日、世界選手権で7大会連続メダルの瀬戸大也(TEAM DAIYA)が、コンディション不良で今大会の欠場を発表。世界選手権への出場の可能性がなくなった。日本勢として、8大会連続のメダルがかかるシンガポール大会。松下は「自分は国際大会には強い方だと思うので。この記録を夏に超えられる自信もある。今まで憧れてきた萩野(公介)さんや瀬戸選手が築いてくださったメダルの歴史を、自分と牧野さんで受け継いでいきたい」と頼もしく語った。