マギー、二塁打のセ記録なるか 巨人は惜しくもポストシーズン進出を逃したが、残り1試合でケイシー・マギーは、二塁打のセ・リ…

マギー、二塁打のセ記録なるか

 巨人は惜しくもポストシーズン進出を逃したが、残り1試合でケイシー・マギーは、二塁打のセ・リーグ記録を更新する可能性が残っている。

 以下はNPBのシーズン二塁打数10傑(※今季のマギーを除く)

1谷佳知(オリックス)52(2001年)
2福浦和也(ロッテ)50(2003年)
3クラーク(近鉄)48(1998年)
4山内和弘(毎日)47(1956年)
4福留孝介(中日)47(2006年)
6松井稼頭央(西武)46(2002年)
7大沢清(大洋)45(1950年)
7松原誠(大洋)45(1978年)
7森野将彦(中日)45(2010年)
10青木宣親(ヤクルト)44(2010年)
10井口資仁(ロッテ)44(2010)

 マギーは現在47二塁打。2006年に当時中日の主軸打者だった福留孝介が作った47二塁打に並んでいる。

 はじめてシーズン二塁打が40本に達したのは、二リーグが分立した1950年。当時34歳だった大洋(現DeNA)の大沢清が45二塁打を記録(同年、大阪の藤村富美男も41二塁打を記録)。ちなみに大沢清は、“大沢親分”こと故大沢啓二元日本ハム監督の16歳年長の兄だ。

メジャーではブルワーズ時代の2010年に38二塁打

 これがNPB、セ・リーグ記録だったが、1956年に毎日(現ロッテ)の山内和弘が47二塁打を打ってこれを更新。42年間、これがNPB記録だったが、1998年に近鉄のクラークが48二塁打、さらに2001年にオリックスの谷が52二塁打で更新した。セ・リーグ記録は大沢の45二塁打のままだったが、2006年に福留が47二塁打で56年ぶりにこれを更新した。

 マギーは、MLBでも3度規定打席に達している実績ある打者。ミルウォーキー・ブルワーズ時代の2010年にはリーグ10位の38二塁打を打っている。また前回、NPBに在籍していた2013年にもリーグ5位の30二塁打を打っている。

 さらに巨人に入団する前年の2016年も、デトロイト・タイガース傘下のAAAトレドでリーグ2位の37二塁打を打っている。もともと二塁打を量産する選手なのだ。

 なお、今季はDeNAのホセ・ロペスも42二塁打。あと2試合を残しているため、わずかながらロペスにもセ記録に迫る可能性がある。ロペスもMLBで実績ある打者で、シアトル・マリナーズ時代の2008年に41二塁打、2009年に42二塁打を打っている。

 二塁打は、中距離打者の代名詞と言われる。ミートが巧みでライナー性の打球を打つのが得意な打者に多い。足が速い打者、アベレージヒッターが有利でもある。

 マギー、ロペスともに日本の野球に順応した好打者だ。セ・リーグの二塁打記録は11年ぶりに更新されるだろうか。(広尾晃 / Koh Hiroo)