山本大斗が本塁打含む3安打4打点、田中晴也は6回0封 ロッテは浦和球場で行われたイースタン・リーグ公式戦で、西武に10-1で大勝した。 ロッテは3回、2死二塁から山本大斗外野手の適時二塁打で先制。なおも満塁とし、スティベン・アセベド外野手、…

山本大斗が本塁打含む3安打4打点、田中晴也は6回0封

 ロッテは浦和球場で行われたイースタン・リーグ公式戦で、西武に10-1で大勝した。

 ロッテは3回、2死二塁から山本大斗外野手の適時二塁打で先制。なおも満塁とし、スティベン・アセベド外野手、石垣雅海内野手の連続適時二塁打でこの回一挙5得点。4回には、1死二、三塁の好機で山本に3ラン、5回は2死一、二塁から松石信八内野手の2点適時二塁打が生まれ、10-0と大きく突き放した。

 先発・田中晴也投手は序盤こそピンチを招くも、3回以降は1人の走者も許さないピッチングを見せ、6回を2安打無四球5奪三振無失点と好投した。7回から登板した木村優人投手が2イニングを完璧に抑えると、最終回は国吉佑樹投手がマウンドへ。連打で無死二、三塁のピンチから内野ゴロで1点を失うも、以降は無失点に抑え、10-1で試合終了。

 山本が本塁打を含む3安打4打点の活躍。石川慎吾外野手、アセベド、石垣もそれぞれ2安打をマークし、計14安打を放っている。敗れた西武は、先発・杉山遙希投手が4回0/3を83球11安打2四球3奪三振10失点と振るわず。打線も散発4安打1得点にとどまった。

藤田悠太郎が3安打4打点、計12安打12得点の若鷹が大勝

 ソフトバンクはタマホームスタジアム筑後で行われたウエスタン・リーグ公式戦で、くふうハヤテに12-1で勝利した。

 ソフトバンクは1点を追う1回、川村友斗外野手の安打などで1死満塁とし、押し出しの四球と重松凱人外野手の適時打で勝ち越しに成功する。なおも2死満塁の好機で、藤野恵音内野手が押し出しの四球を選ぶと、続く藤田悠太郎捕手には2点適時二塁打が生まれ、この回一挙5点を奪う。

 打線の勢いは止まらず、2回は、廣瀬隆太内野手、重松、笹川吉康外野手の適時打などでさらに5点を追加。続く3回には、藤田に今試合2本目の適時打が飛び出し、スコアを12-1とした。

 先発・板東湧梧投手は初回、四球と盗塁などで1死三塁のピンチを招き、1点の先制を許したが、以降は安定した投球を披露。3回と4回はそれぞれ3者凡退に抑えて、4回60球1安打1四球1奪三振1失点でマウンドを降りた。

 5回以降は、津森宥紀投手、杉山一樹投手、尾形崇斗投手、大山凌投手がそれぞれ1イニングを無失点でつなぐと、11点リードで迎えた最終9回表は、川口冬弥投手が登板。2死から安打を許しながらも、危なげない投球で試合を締めた。

 12-1で勝利したソフトバンクは、12安打12打点と打線が爆発。なかでも、藤田が3安打4打点でプロ初打点をマーク。「6番・右翼」で先発出場の重松は、3安打2打点の活躍を見せている。

佐藤一磨が6回3安打無失点の好投でオリックス勝利

 オリックスは杉本商事バファローズスタジアム舞洲で行われたウエスタン・リーグ公式戦で、広島に3-1で勝利した。

 オリックス打線は1回、元謙太外野手の安打、大里昂生内野手の四球、来田涼斗外野手の安打で2死満塁とし、野口智哉内野手の2点適時打で先制に成功。以降は無安打に抑えられていたが、5回には、田島光祐捕手、元の連打と大里の犠打でチャンスをつくると、横山聖哉内野手の打球が相手の野選を誘い、さらに1点を追加した。

 先発の佐藤一磨投手は、広島打線を3回までをノーヒットに抑える順調な立ち上がりを見せる。6回には四球と連打で1死満塁のピンチを招くも、後続を断ち、6回を3安打2四球4奪三振無失点と好投した。8回に登板した4番手・阿部翔太投手は、バント安打と暴投で無死三塁のピンチを招き、適時打で1点を失うも、9回は才木海翔投手が無失点に抑え、3-1で試合終了。

 佐藤が6回を3安打無失点に抑える好投。元、来田がそれぞれ2安打をマークしている。

荘司康誠が5回途中無失点も、楽天が完封負け

 楽天は森林どりスタジアム泉で行われたイースタン・リーグ公式戦で、DeNAに0-2で敗れた。

 楽天の先発は荘司康誠投手。初回に安打と死球で1死一、二塁のピンチを背負うも、後続を断つと、2回以降も粘りのピッチングを披露し、5回途中までを無失点に抑える。2番手・林優樹投手も無失点でつなぐと、古賀康誠投手も2イニングを無失点投球で、両軍無得点のまま試合は終盤へ。

 投手陣の好投に応えたい打線は7回、岡島豪郎外野手、青野拓海内野手、入江大樹内野手の3連打で1死満塁の好機をつくるも、後続が凡打に倒れ、得点ならず。すると直後の8回、日當直喜投手が勝又温史外野手に1号ソロを浴び、先制を許す。その後、3連打で2死満塁から、押し出しの四球を与え、スコアは0-2に。

 9回は中込陽翔投手が3者凡退に抑え、反撃の機運を高めるも、最終回も得点を挙げることはできず。0-2で試合が終了した。荘司が4回2/3を78球3安打3四死球5奪三振無失点。打線は青野、入江がそれぞれ2安打をマークしている。(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)