◆ラグビー▽リーグワン2部第9節 花園50―8釜石(22日・花園ラグビー場) 花園(旧近鉄)が今季リーグ9戦目、本拠4戦目で待望のホーム初勝利を挙げた。釜石に前半こそ苦戦したが、後半6連続トライで突き放し、計8トライで今季最多50得点。首位…

◆ラグビー▽リーグワン2部第9節 花園50―8釜石(22日・花園ラグビー場)

 花園(旧近鉄)が今季リーグ9戦目、本拠4戦目で待望のホーム初勝利を挙げた。釜石に前半こそ苦戦したが、後半6連続トライで突き放し、計8トライで今季最多50得点。首位の愛知(旧豊田自動織機)に次いで、入替戦出場圏内の暫定2位に浮上した。釜石はリーグ最下位(8位)のまま。

 花園は前半を12―8で折り返すと、風上となった後半、一気にたたみかけた。3分、敵陣ゴール前のラインアウトからモールを形成し、主将のフランカー、パトリック・タファがこの日の自身3本目のトライ。ハットトリック達成し、チームを勢いづかせた。その後、元オーストラリア代表SHウィル・ゲニア、WTB木村朋也、FB雲山弘貴らもトライを重ね、大勝した。

 元日本代表監督の花園・向井昭吾ヘッドコーチは「なかなかホームで勝てず、必ず勝つという強い気持ちで戦った。前半はスローペースで点がなかなか入らず、後半テンポを上げられた」と笑顔。元U20オーストラリア代表のタファ主将も「チームでもぎ取ったいい勝利。ホームで勝ちきれず苦しかったが、ようやく勝利できた。自信に変えてやっていく」と1年での1部復帰を見据えた。次節もホームで日野戦(29日・花園)。残りリーグ5戦。本当の勝負はここからだ。