【日本代表vsバーレーン代表 3月20日】■アスリートにとって「非常に大事」な目標設定 日本はバーレーンを2-0で破り、世界最速で2026年ワールドカップの出場権を手にした。 早い時間の遠藤航のゴールが取り消されてから、バーレーンは粘った。…

日本代表vsバーレーン代表 3月20日】

■アスリートにとって「非常に大事」な目標設定

 日本はバーレーンを2-0で破り、世界最速で2026年ワールドカップの出場権を手にした。

 早い時間の遠藤航のゴールが取り消されてから、バーレーンは粘った。

 もしかしたら、引き分けで今夜は決まらないか、と思ったりもした。

 63分に南野巧実に代わった鎌田大地が66分先制した。

 そして、久保建英が87分、絶妙に2点目を決めた。

「目標設定はアスリートにとっては非常に大事で、高すぎても難しいし、低すぎても良くないところで、僕も目標設定に関してはベスト4なのか、優勝と言ったほうがいいのかは考えていて、でもやっぱりいまのチームの雰囲気、選手たちを見ると、W杯優勝を掲げることがベストだと思って、掲げている」と遠藤航は言った。

■「ホッとした」気持ちに重なって来る「新たな試練」

「いいな」と思った。

「優勝」だからだ。

 現実にそう言える時代になったんだとつくづく思う。

「そのためには、国中の関心事にしないといけない」と、出場権を再び獲得し、歓喜の涙を流した森保一監督は語った。

 ジョホールバルでワールドカップ初出場を決めてから18年目、日本はアジアチャンピオンではないけれど、世界が日本を見る目は違っている。

「まだ、まだ時間がかかるなあ」と感じた1990年代。それから8回も続けて日本はワールドカップに行くことができる。

 エリアは違うとはいえ、欧州の優勝経験国ですら道を閉ざされたというのに。

 喜びの記念写真に納まった選手の内、何人が最終的に本戦のメンバーとして選ばれるかわからない。

「たくさんのファン、サポーターの皆さんの前で(W杯出場を)決めることができて、ひとまずホッとしてます」

 1ゴール1アシストの活躍でチームを勝利に導いたエース、久保建英は試合後、そう語った。

「ホッとした」気持ちに重なって来る「新しいスタート」という言葉。

 まだ1年3か月もあるのだから余計、プレイヤーは各自のパフォーマンスを向上させ、アピールし、生き残らなくではならない。

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