【埼玉】第97回選抜高校野球大会で、浦和実は大会5日目の22日の第3試合で滋賀学園(滋賀)と対戦する。初戦を前に、浦和実の辻川正彦監督(59)と滋賀学園の山口達也監督(53)に、相手校の印象や注目の選手などを聞いた。 ――今のチーム状態は…
【埼玉】第97回選抜高校野球大会で、浦和実は大会5日目の22日の第3試合で滋賀学園(滋賀)と対戦する。初戦を前に、浦和実の辻川正彦監督(59)と滋賀学園の山口達也監督(53)に、相手校の印象や注目の選手などを聞いた。
――今のチーム状態は
辻川 順調にきている。大会5日目と時間はあるので、個々のプレーの精度を高めることに注力したい。
山口 まだ緊張がある。何もしていない時の方が落ち着かないと思うので、入場行進を終え大会が始まることで、良い状態になってもらえたら。
――相手校の印象は
辻川 昨夏は甲子園で8強に進み、秋の近畿大会では大阪桐蔭を破るなど、最近の滋賀学園は強いという印象しかない。気を引き締めないと、とんでもないことになるのではないか。
山口 関東大会ベスト4の実力校であり、左腕投手による試合運びを得意としている。うちとしては何とかくらいついていきたい。
――チーム内で鍵となる選手は
辻川 左腕の石戸颯汰(3年)、駒木根琉空(3年)の両投手、野本大智捕手(3年)の3人。
山口 長崎蓮汰(3年)、土田悠貴(3年)の投手陣が鍵になると思う。一番調子の良い投手を先発にする。
――警戒している選手は
辻川 140キロを超えるような2枚の投手に対してどうやって攻撃するか。また強力な中軸をどう抑えるかになる。
山口 いま名前の出た石戸投手。どう攻略するかが課題になる。
――どんな試合展開にしたいか
辻川 塁にでたらエンドランを使って進ませ、頑張って3点取る。そしてどのように相手を1点、2点に抑えるかが重要になってくる。
山口 できればロースコアに持ち込んで、少ない機会をいかにものにできるかだ。
――改めて意気込みを
辻川 自分たちにとって何もかもが初めての場所。甲子園という場所にのまれず県大会や関東大会のような試合をしてほしい。
山口 緊張せずに普段通りの野球をやってくれることを選手たちに期待したい。(構成・恒川隼)