<大相撲三月場所>◇十三日目◇21日◇大阪・エディオンアリーナ【映像】王鵬が手にした驚きの「懸賞の束」 結びの一番で、今場所の負け越しが決まっている関脇・王鵬(大嶽)が2敗で優勝争いに絡む大関・大の里を一方的に押し出して5勝目を挙げ、大の里…

<大相撲三月場所>◇十三日目◇21日◇大阪・エディオンアリーナ

【映像】王鵬が手にした驚きの「懸賞の束」

 結びの一番で、今場所の負け越しが決まっている関脇・王鵬(大嶽)が2敗で優勝争いに絡む大関・大の里を一方的に押し出して5勝目を挙げ、大の里に痛い黒星をつけた。直後、王鵬が受け取った懸賞の“束”の大きさに「野球のベースみたい」「懸賞すごっ」といった驚きの声が寄せられた。

 十二日目に今場所絶好調の高安に敗れ、負け越しが決まってしまった王鵬。この日はその高安と優勝争いを繰り広げる大の里との一番に臨んだ。

 立ち合い、頭を低く左をおっつけるようにぶつかった王鵬は、土俵中央で突き押しを繰り出して大の里の体を浮かす。大の里も王鵬の腕を手繰って勝機をうかがうも、王鵬の頭を抱えるようにして引いたところで状況は一変。

 大の里が下がったことを確認した王鵬は一気に前に踏み込んでいきながら、強烈な左右の突き押しで追撃。防戦一方の大の里は、反時計回りに俵を伝うと、最後は足を滑らせるようにして前のめりに崩れ落ちた。ABEMA実況の元関脇・豊ノ島は「しっかり距離を取って自分の良い距離で相撲を取りきった」と王鵬の勝因を分析した。痛すぎる黒星を喫した大の里は悔しそうに土俵に手をつき、唇をかんだ。

直後、王鵬は勝ち名乗りを受けたが、注目の取組とあって懸賞の量がすごい。その束を右手に持ち、ゆっくり堂々と花道を下がっていく王鵬。そこに付け人が歩み寄ると、両手で大事そうに懸賞のかたまりを受け取った。その様子にファンからは「懸賞すごっ」「野球のベースみたい」と驚きの声が。一方、この一番の結果を受け「男だ王鵬」「引いたらダメ」「高安単独トップ」「高安いけるぞ」と盛り上がりを見せていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)