◇米国男子◇バルスパー選手権 事前(19日)◇イニスブルックリゾート&GCコパーヘッドコース(フロリダ州)◇7352yd(パー71)20日開幕のPGAツアー「バルスパー選手権」の会場にいる記者から、「何すか、この変な形をしたパター?」とい…

オデッセイの新パターを発見

◇米国男子◇バルスパー選手権 事前(19日)◇イニスブルックリゾート&GCコパーヘッドコース(フロリダ州)◇7352yd(パー71)

20日開幕のPGAツアー「バルスパー選手権」の会場にいる記者から、「何すか、この変な形をしたパター?」という文面と共に一つの写真が編集部に送られてきた。写真を見るとイカのような形をした異形ヘッド。シャフトがヘッドの内側に挿さっている。

ん?これはアメリカの男女ツアーで流行っているLABゴルフのパターっぽいな…。いや、でもソールには「ODYSSEY」の文字。さらに「Ai-ONE Square 2 Square」の文字も入っているから、オデッセイのいわゆる“トルクレスパター”の新作モデルのようだ。キャロウェイからまた新しいパターが出るのだろうか。すでに開幕した国内女子ツアーの試合会場では、今のところ見かけたことはない。

LABゴルフのDF3(左)とそっくり

それにしてもLABゴルフのパターに似すぎたこの形。写真を見比べてもらうと分かるが、ヘッドに穴こそないもののリッキー・ファウラーが使う「DF3」というモデルにそっくり。現地からの情報によると、ヘッドは2種類あり、ひとつは「MAX 1」、もうひとつは「MAX STRIPE」。前者は黒ベースのヘッド、一方で後者は白と黒のコントラストで、ヘッド上部の白い太い線がアライメントをとりやすそう。ストローク中に白い線が残像で残るようなイメージなのだろう。

白と黒のコントラストバージョンも

現地からの製品の細かい情報はないが、そのパターの名前、シャフトの挿さる位置から推測するに、ストローク中フェースが限りなく真っすぐ動く“トルクレスパター”なのは間違いない。そして「MAX」というモデル名は慣性モーメントの高さを想像させる。イカの足の部分(フェース側)の両サイドにはウエートらしきものもある。フェースはAi-ONEインサート。ネックとフェースの間に1本のサイトラインが入っている。

日本での展開や発売時期、値段などその他もろもろ分からないことだらけ。一つだけ言えるのは、流行のパターに非常によく似たパターをキャロウェイが作ってきたということ。その是非はさておき、この“反応の速さ”はもはや賞賛に値する。(編集部・服部謙二郎)