様々なスポンサーと契約を結んでいる大谷。彼を見ない日はない。(C)Getty Images とどまるところを知らないその打棒のように、ブランド価値も青天井だ。東京ドームでの開幕シリーズでは第2戦で凱旋アーチを放ち、開幕2連勝に導いたドジャー…
様々なスポンサーと契約を結んでいる大谷。彼を見ない日はない。(C)Getty Images
とどまるところを知らないその打棒のように、ブランド価値も青天井だ。東京ドームでの開幕シリーズでは第2戦で凱旋アーチを放ち、開幕2連勝に導いたドジャースの大谷翔平。米スポーツビジネスサイト『sportico』は3月19日、今年のメジャーリーガーの見込み年収について特集し、大谷はスポンサー収入などグラウンド外の副収入だけで1億ドル(約150億円)に達する見込みだと報じた。
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「オオタニは投打二刀流という唯一無二の存在でユニコーンと呼ばれてきたが、それは球場を離れた場合にも当てはまるようだ」
同サイトは異例の額に膨れ上がった大谷の副収入について、そう伝えた。大谷はドジャースと10年総額7億ドルの契約を結び、1年当たりの平均年俸は7000万ドル。ただし、その多くを後払いとしているため、契約期間中に受け取る額は毎年200万ドルに過ぎない。その50倍以上を、プレー以外で稼ぎ出す計算だ。
日本での開幕シリーズ中も球場内はもちろん、テレビ中継中のCMでも絶えず大谷の姿が映し出されていた。町中には大谷のポップが並び立ち、東京中をジャックするかのようだった。これまでもヒューゴボスやニューバランスといった世界的な企業の広告塔となってきたが、開幕シリーズ前にはファミリーマート、長嶋茂雄氏と共演したセコム、人気ゲーム「フォートナイト」とのコラボイベントとなるEpic Games、コンプレッションスーツのCW-Xアンバサダーに就任したワコールなど、続々と新たなスポンサー契約が発表された。以前から続く三菱UFJ銀行や日本航空などの日系も含めて、契約企業は20社をゆうに超えている。
同サイトによると、メジャーリーガーで過去に最大規模の副収入を得ていたのは、全盛期のデレック・ジーターやイチローだというが、それでも約1000万ドル規模だという。その10倍にあたる金額に大谷の副収入は跳ね上がった。他種目でもアスリートの副収入が1億ドルに達したのは、男子ゴルフのタイガー・ウッズ、男子テニスのロジャー・フェデラー、男子バスケットボールのステフィン・カリーの3人だけで、いずれも一度ずつと見られているという。
大谷の1億ドルという見込みは、開幕シリーズ前のもの。凱旋アーチ含む大活躍で、すでにブランド価値としては開幕前より上がったと見るべきだろう。今年31歳を迎えるが、前述した3人は一度だけだった副収入1億ドルが、今後複数年にわたって続く可能性も十分にある。野球選手という枠にとらわれず、前例のないスケールに大谷翔平というブランドは今も上昇し続けている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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