昨年元日に発生した能登半島地震で損壊した、新潟工の体育館の修繕完了を記念したバスケットボール親善試合が20日、同校体育館で行われた。新潟工が開志国際、新潟医療福祉大を招待し、真新しいフロアの上で両校と対戦した。昨年10月から修繕工事が始まり…
昨年元日に発生した能登半島地震で損壊した、新潟工の体育館の修繕完了を記念したバスケットボール親善試合が20日、同校体育館で行われた。新潟工が開志国際、新潟医療福祉大を招待し、真新しいフロアの上で両校と対戦した。
昨年10月から修繕工事が始まり、18日から使用が可能になった。試合は新潟医療福祉大戦が58-112、開志国際戦は84-107といずれも新潟工が敗れたものの、熱量の高さは公式戦さながらだった。
庭野智監督(47)は「新しくなった体育館で両校に最初に試合をしていただきたかった」と話した。地震で体育館の床や壁が損壊し使用不能に。練習場所の確保に苦労する中、開志国際の富樫英樹監督(62)新潟医療福祉大の若月弘久監督(65)が自校の体育館使用を快諾し、新潟工が両校に通って合同練習や練習試合を行った。
開志国際の北村優太主将(2年)は「一緒に練習した時期は刺激になった。うちと新潟工でウインターカップに出たい」。新潟工の佐藤大翔主将(2年)は「これからは勝つことが恩返し。開志国際さんに勝ってインターハイやウインターカップ出場を狙う」と言った。庭野監督は「いろいろな方の支えのおかげ。感謝しかない。この思いを持ち続ける」と部の心構えを言葉にした。【斎藤慎一郎】