「選抜高校野球・1回戦、エナジックスポーツ8-0至学館」(21日、甲子園球場) ノーサイン野球で創部3年目にして春夏通じて初出場を果たしたエナジックスポーツ(沖縄)が、至学館(愛知)に12安打8得点の大勝で、甲子園初勝利を挙げた。 エース…

 「選抜高校野球・1回戦、エナジックスポーツ8-0至学館」(21日、甲子園球場)

 ノーサイン野球で創部3年目にして春夏通じて初出場を果たしたエナジックスポーツ(沖縄)が、至学館(愛知)に12安打8得点の大勝で、甲子園初勝利を挙げた。

 エースの左腕・久高(3年)が投打にわたって大活躍。9回、135球を投げ、4安打7奪三振の熱投で完封勝利を挙げた。九回の守りでは、2死一塁から二盗を試みた相手走者を刺そうとした捕手・山城(3年)の送球がマウンド上の久高の右肩を直撃。久高は苦悶(くもん)の表情を浮かべ、コールドスプレーを持った控え選手がベンチから飛び出すアクシデントがあったものの、最後まで0を並べた。

 8番に入った久高はバットでもチームに貢献。二回、連打と四球などで1死満塁で打席に入ると、先制の右犠飛。七回には、ダメ押しとなる2点適時三塁打を放った。