NBAの2024-25レギュラーシーズンは終盤に入り、プレーオフとプレーイン・トーナメントに向けた熾烈な順位争いが展開されて…
NBAの2024-25レギュラーシーズンは終盤に入り、プレーオフとプレーイン・トーナメントに向けた熾烈な順位争いが展開されている一方、アウォードの行方も注目されている。
最有力候補と見られていたビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)が右肩の深部静脈血栓症のため離脱したことで、最優秀守備選手賞(DPOY)もその1つ。
クリーブランド・キャバリアーズのエバン・モーブリー、オクラホマシティ・サンダーのルーゲンツ・ドート、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンといった守備巧者たちが上位候補に入る中、アトランタ・ホークスのダイソン・ダニエルズも見逃せない。
キャリア3年目の今シーズン。オーストラリア出身の長身ガード(203センチ90キロ)は、ここまで64試合に出場して平均14.1得点5.6リバウンド4.3アシストに加え、リーグベストの3.0スティール、6.0ディフレクションをマーク。
なかでもスティール数は現在194本に到達し、2013-14シーズンのリッキー・ルビオ(191本)を抜き、2008-09シーズンのクリス・ポール(現スパーズ/216本)以降では最多本数を残している。
18日に『RG』へ公開されたインタビューで、同じくオーストラリア出身のベン・シモンズ(ロサンゼルス・クリッパーズ)は「ダイソンは見事相手をやっつけている。僕の中では彼がDPOYだ。彼は(コート上の)どこにでもいる。手の動きが素晴らしく、本当に誰が相手でもガードしているよ」と称賛していた。
そうした中、ダニエルズは『Clutch Points』へ掲載された記事の中でこう話していた。
「自分の名前がああいった話題に入っていることはすごく特別なこと。自分に設定したゴールはオールディフェンシブファーストチーム入りすることで、今はDPOYもゴールになっている」
20日を終えた時点で、ホークスはイースタン・カンファレンス7位の33勝36敗。ダニエルズ自身はスティールとディフレクションでリーグ首位に立つ一方、チーム成績はイースト中位、ディフェンシブ・レーティング114.4でもリーグ16位にいるため、投票するスポーツライターと放送関係者がこの現状をどう捉えるかも、DPOY受賞を左右することになりそうだ。
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