◇国内女子◇Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント 事前（20日）◇紫CC すみれC(千葉）◇6668yd（パー72）茨木国際GC（大阪）での2018年大会、鹿児島高牧CC（鹿児島）での昨年大会を制した鈴木愛にとっても、紫CCで…
◇国内女子◇Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント 事前（20日）◇紫CC すみれC(千葉）◇6668yd（パー72）
茨木国際GC（大阪）での2018年大会、鹿児島高牧CC（鹿児島）での昨年大会を制した鈴木愛にとっても、紫CCで行われることしは“ディフェンディング”という感覚からはちょっと遠い。「いままでとは全く雰囲気も違いますし、コース自体も難しいので」と首をかしげたが、もうすぐで届きそうな“大台”に向けて意気込みは十分だ。
今週単独7位以上に入れば、史上8人目の大台、生涯獲得賞金10億円を突破する。「本当は去年達成したかった」と悔しがるが、昨年の本大会から優勝は無く、予選落ちが3度に棄権も2度あった。それでもシーズン最後の2試合「大王製紙リエールレディス」2位、「JLPGAツアー選手権リコーカップ」3位と巻き返し、10億円までは残り約321万円となっている。
「絶対にできる金額まで来ている。むしろ、もうことし11億円にいって終わるくらいの気持ち」と次の目標もにらむ。11億円超えは申ジエ（韓国）、不動裕理、全美貞（韓国）、李知姫（同）、アン・ソンジュ（同）に続く6人目。2勝を誇る大会で弾みをつけたいところだ。
本コースで行われた2022年「日本女子オープン」は16位タイだった。メジャーほどラフの長さは無いが、硬く速く仕上がったグリーンは3年ぶりに回っても難しい。「ちょっと攻めきれるかな」と苦笑しつつ、「海外ツアーの選手もたくさん帰って来ているので、自分も良いゴルフを見せられるように頑張りたい」と意気込んだ。
2週前の今季開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」は予選落ちに終わったが、1週間のオフで切り替えはできた。「2日目はショット、パットともに修正ができていたので、そんなに気にせず。今週はディフェンディングなので、ちょっと頑張れたら」。コースは違えど“昨年覇者”の実力を示したい。（千葉県野田市／谷口愛純）
