選抜高校野球大会は第3日の20日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、21世紀枠で初の甲子園出場を果たした壱岐は、昨秋の近畿王者の東洋大姫路(兵庫)に2―7で逆転負けした。 「壱岐から甲子園」の目標を掲げ、全部員が島出身。…

選抜高校野球大会は第3日の20日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、21世紀枠で初の甲子園出場を果たした壱岐は、昨秋の近畿王者の東洋大姫路(兵庫)に2―7で逆転負けした。
「壱岐から甲子園」の目標を掲げ、全部員が島出身。一回には5番・山口廉斗選手が先制となる適時打を放って球場を沸かせた。
山口選手の試合後の主なコメントは次の通り。
壱岐・山口廉斗選手
チャンスで打席が回ってきたので、三振とかは気にせずに思い切っていこうと考えていました。
打ったのはスライダー系の球で、当たりはよくなかったのですが、運良く打球が抜けてくれたと思います。相手は大会注目の投手ですが、離島の高校でも得点を取れたということを見せられたのはよかったと思います。
(チームとして)守備は自信を持っていたので、少し結果が出せたと思います。速球に対する対策がまだまだで課題だと思うので克服したいです。
試合開始から壱岐の応援がすごくて。あの応援があったから2点が取れたと思います。すごく助けられました。特に試合途中の手拍子とかの音を聞いた時は、「球場の半分以上が壱岐の人なんじゃないか」と思うほどでした。
壱岐に残って甲子園を目指すと決めて、それが今日かなったのですが、島へ1勝を届けるということができませんでした。甲子園へ戻ってきて、今度は島に恩返ししたいです。