(20日、第97回選抜高校野球大会1回戦 東洋大姫路7―2壱岐) 21世紀枠で出場した壱岐が近畿王者の東洋大姫路を相手に健闘した。一回2死二、三塁で5番山口廉斗が「三振してもいいから思い切り振ったら抜けてくれた」と右前に2点適時打。四回ま…

 (20日、第97回選抜高校野球大会1回戦 東洋大姫路7―2壱岐)

 21世紀枠で出場した壱岐が近畿王者の東洋大姫路を相手に健闘した。一回2死二、三塁で5番山口廉斗が「三振してもいいから思い切り振ったら抜けてくれた」と右前に2点適時打。四回まではリードする展開だった。

 惜しまれるのは四回無死一塁での山口の送りバント失敗。小フライとなり、一塁走者が戻れず併殺に。追加点を取れず「流れが相手に行ってしまった」と悔やむ。直後の五回に打者一巡の攻撃で逆転された。

 エースの浦上脩吾は三回まで無失点だったが、「(打順が)2巡目の後半から見たこともない対応をしてきた。自分の投球で負けた」。甲子園で勝てるチームをつくり、夏に戻ってくると誓った。

 ●坂本徹監督(壱岐) 「(先取点は)びっくりしたが、その後は好機を作っても自滅してしまった。そういった部分を鍛え直して、戦えるチームにしたい」