3月19日、Bリーグは理事会を実施し、4項目が決定したことを発表した。理事会後に開催されたメディアブリーフィングには島田慎二…

 3月19日、Bリーグは理事会を実施し、4項目が決定したことを発表した。理事会後に開催されたメディアブリーフィングには島田慎二チェアマンも出席し、自らそれぞれについて説明。メディアからの質問にも対応した。

 理事会での決定事項は以下のとおり。

①実行委員変更/クラブ名:三遠ネオフェニックス、新任:岡村秀一郎(株式会社フェニックス代表取締役社長)

②今シーズンの入場者数及び事業規模の見込み

③マーケティングレポート

④B.LEAGUE クラブライセンス第1回判定結果

②今シーズンの入場者数及び事業規模の見込み

【今シーズンの入場者数及び事業規模の見込み】

今シーズンの入場者数は478万人見込み、リーグ売り上げ93億円、クラブ売り上げ613億円となり事業規模は700億円超えの見込み

③マーケティングレポート

【入場者状況B1 入場者数全体】

B1入場者数は平均4,780人

※平日開催の試合が多く、アリーナの収容数による影響もあり現時点では3月は若干減少

2024-25平均:4780人

2023-24平均:4617人

【入場者状況B2 入場者数全体】

B2入場者数は平均2,556人

※昨シーズンの入場者数を超えて順調に推移

2024-25平均:2556人

2023-24平均:2304人

【入場者状況B1 クラブ別平均入場者】

B1昇格クラブ(越谷・滋賀)・新アリーナ(千葉J・長崎)のクラブが順調に増加。アリーナの収容数による影響で、昨シーズンと同等のクラブが多数あり

【入場者状況B2 クラブ別平均入場者】

熊本、静岡、福井などが平均入場者数を大きく増加させている

④B.LEAGUE クラブライセンス第1回判定結果

 クラブライセンス(以下Bライセンス)制度について改めて説明すると、最大の目的が「バスケットボール界全体の安定的・持続的な成長と発展に寄与すること」。クラブを取り締まり、排除することではないという。

 さらに、「プロバスケットボールクラブにおける育成面・施設面・選手環境面などを、プロリーグとしてふさわしい水準に保ち、さらに発展させることによって、クラブの価値が向上することを目的とする。また、財務面では無理な投資を抑制し、ガバナンスを改善させることによって、クラブが社会的に信用され、地域に根付き、永続的に存続できることを目標とする」としている。

 来シーズンのBライセンス交付のために、2024年9月末に決算関係書類、さらに11月末には村政書類をクラブが事務局にそれぞれ提出。11月末から25年3月の理事会までに審査を行い、ライセンス交付を決定、各クラブに通知がなされる。

 3月の審査結果は以下のとおり。

【2025−26シーズン B1ライセンス交付 31クラブ】

・B1所属(2024−25):24クラブ

北海道・仙台・秋田・茨城・宇都宮・群馬・越谷・千葉J・A東京・SR渋谷・川崎・横浜BC・三遠・三河・FE名古屋・名古屋D・滋賀・京都・大阪・島根・広島・佐賀・長崎・琉球

・B2所属(2024−25):7クラブ

福島・A千葉・富山・信州・神戸・福岡・熊本

【2025−26シーズン B2ライセンス交付 12クラブ】

・B2所属(2024−25): 2クラブ

山形・愛媛

・準加盟(2024−25):10クラブ

岩手・東京U・立川・横浜EX・新潟・岐阜・岡山・山口・徳島・香川

【4月ライセンス判定へ継続審議となったクラブ】

クラブ/審議ライセンス/交付状況/継続審議理由

青森/B1ライセンス/B1ライセンス継続審議/競技基準(ユース)・施設基準

福井/B1ライセンス/B1ライセンス継続審議/競技基準(ユース)・施設基準

静岡/B1ライセンス/B1ライセンス継続審議/施設基準・財務基準

奈良/B2ライセンス/B2ライセンス継続審議/財務基準

鹿児島/B1ライセンス/B1ライセンス継続審議/施設基準

さいたま/B2ライセンス/B2ライセンス継続審議/財務基準