坂本怜 ATPマスターズ1000初の本戦は世界41位に惜敗 現地3月19日、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATPマスターズ1000)男子シングルス予選決勝が行われ、ワイルドカード(主催…

坂本怜 ATPマスターズ1000初の本戦は世界41位に惜敗
現地3月19日、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATPマスターズ1000)男子シングルス予選決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している18歳の坂本怜(IMG/世界ランク330位)は、アレクサンドル・ミュレー(フランス/同41位)に4-6,4-6のストレートで敗れ、初戦敗退となった。

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昨年9月にプロ転向した坂本は、同年12月の「四日市チャレンジャー」(三重・四日市テニスセンター)で優勝を飾って最高の形でシーズンを締めくくった。今季もここまでツアー下部のチャレンジャー大会を主戦場とし、開幕戦のタイ・ノンタブリーで開催された大会でベスト4に入っている。

今大会はワイルドカードで予選から出場。予選1回戦で第22シードのカミール・マイクシャク(ポーランド/同120位)をフルセットで下すと、予選決勝では第9シードのジェームス・ダックワース(オーストラリア/同95位)を7-5,7-6(5)で勝利。シングルスで初めてのツアー本戦入りを決めた。

この日は、今季開幕戦で錦織圭(ユニクロ/同64位)を破ってツアー初優勝し、2月のATP500リオデジャネイロでも決勝に進んでいる好調のミュレーと対戦。

第1セットは互いに一歩も譲らずにサービスキープが続く展開。坂本は4-4の第9ゲームでチャンスを握ったものの、ミュレーの好サーブに阻まれて活かしきれず。反対に、第10ゲームで痛恨のブレークを許してしまって4-6でセットを失う。

第2セットも第1セット同様に、サービスキープが続く締まった展開。坂本は正確なサーブからストロークを広角に打ち分けていく。

20分以上にも及んだ第6ゲームでは、10度のデュースの末にサービスキープし、苦しい場面を脱した坂本。さらに、第8ゲームではミスが続いてしまい0-40となるも、サーブポイントでピンチを脱し、ミュレーにリードを許さない。

しかし、我慢強くプレーした坂本だったが、ミュレーの攻撃が上回り、セット終盤の第10ゲームで力尽き4-6。惜しくも初戦突破とはならなかった。

18歳の坂本を退けたミュレーは、2回戦で第23シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン/同24位)と対戦する。

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