「楽天ジャパンオープン」(10月2日~10月8日/日本・東京/ハードコート)男子シングルス1回戦で、ワイルドカードで出場している内山靖崇(北日本物産)は、予選を勝ち上がってきたフランコ・シュクゴール(クロアチア)と対戦し、6-3、3-6、6…

「楽天ジャパンオープン」(10月2日~10月8日/日本・東京/ハードコート)男子シングルス1回戦で、ワイルドカードで出場している内山靖崇(北日本物産)は、予選を勝ち上がってきたフランコ・シュクゴール(クロアチア)と対戦し、6-3、3-6、6-1の、セットカウント2-1で勝利を収めた。過去に両者の対戦はなく、今回が初対戦だった。

内山は試合の序盤から調子の良さを見せ第2ゲームをブレークするなど、3ゲーム連取に成功。そのまま圧倒するかに見えたが、雨によって試合は一時中断へ。

雨はすぐに止んで再開されるた後も、勢いが止まってしまわないか心配されたものの、再開後は着実にサービスキープを続け、最後はデュースになるも粘って6-3で第1セットを内山が先取した。

内山はファーストサービスのポイント獲得率が90%と高く、スコアとしてその差が表れていた模様だ。

第2セットは、第1セットの勢いで押し切りたい内山もシュクゴールも、お互いをなかなか崩せない展開に。3-3で迎えた第7ゲームシュクゴールのサービスゲームでは、内山が食らいつき何度もデュースに持ち込みチャンスとするが、崩せなかった。

逆に続く第8ゲームでブレークを許してしまう。第8ゲーム終了後、内山は右の足首を痛めたようで、ベンチで気にしている素振りを見せた。足首の様子が気になるものの、第9ゲームでも粘りを見せたが内山はブレイクすることができず、第2セットは3-6で落とした。

第3セットは最初、一進一退の攻防を見せるかのようにスタート。しかし、内山が2-1で迎えた、シュクゴールからのサーブの第4ゲームで、15-15からの第3ポイントで、相手のサーブからネットをとられて、バックサイドにボレーで押し込まれるものの、目の覚めるようなパッシングで重要ポイントを獲得。そのまま押し切ってブレイクした。

自身のサービスゲームとなる続く第5ゲームで内山は手堅くキープして4-1とし、勝利へ向けてさらに加速。結局、第6ゲームもブレイクした後、サービスゲームをあっさりと奪取して勝利を決めた。

勝利した内山は2回戦で、第1シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する予定。二人は今回、初対戦となる。(テニスデイリー編集部)※楽天ジャパンオープン1回戦のシュクゴール戦でサーブを打ち込む内山靖崇

(Photo by Matt Roberts/Getty Images)