佐々木は四球で自ら招いたピンチを連続三振で切り抜けた(C)Getty Images まずまずのデビューだ。 3月19日、2024年オフにポスティングシステムでドジャースへ移籍した佐々木朗希は、カブスとのMLB東京シリーズ第2戦に先発登板。3…

 

佐々木は四球で自ら招いたピンチを連続三振で切り抜けた(C)Getty Images

 

 まずまずのデビューだ。

 3月19日、2024年オフにポスティングシステムでドジャースへ移籍した佐々木朗希は、カブスとのMLB東京シリーズ第2戦に先発登板。3回1安打1失点、3奪三振、5四球と制球面に苦しみながらもスケールの大きさを感じさせる投球内容で、試合の模様をリアルタイムで追っていた米メディアからは、称賛の声も上がっている。

【動画】佐々木朗希が東京でメジャーデビュー!鈴木誠也から三振奪う

 3点リードで迎えた3回裏には、先頭のカーソン・ケリーを一ゴロに打ち取るも、続くジョン・バーティーに三塁への内野安打を許し、イアン・ハップ、鈴木誠也、カイル・タッカーに3連続四球の押し出しで初失点を喫した佐々木。しかしその後、マイケル・ブッシュを見逃し三振に斬ると、マット・ショウを空振り三振に仕留め、追加点は許さなかった。

 この試合中、ドジャース専門サイト『Dodger Blue』の公式Xは、「(制球面で)理想的と言えないが、初戦で緊張もあるだろう」と佐々木を分析。満塁のピンチを切り抜けた3回裏の投球に関しては、「3連続四球の後に2者連続三振。あの荒れ模様から立ち直る姿を見られたのは、素晴らしいことだ」と高い評価を下している。

 さらに『Dodgers Nation』は、「大観衆の前でササキが驚くべき冷静さを見せた」と反応。「4万5000人の前でこのようなピンチを切り抜け、プレッシャーに耐えられる投手はそういないだろう。すべての投手がササキのようではない」と続け、「待望のMLBデビューを果たし、これからさらに上を目指していく」と今後の活躍にも期待を寄せていた。

 なおこの試合は、ドジャースが6-3で勝利。開幕2連勝で世界一連覇へ好発進を決めている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

【関連記事】ついにメジャーデビュー160キロ超連発!佐々木朗希は「特別な存在になるよ」ド軍救援左腕も認めた“勤勉”さ

【関連記事】大谷翔平の“凱旋弾”はゴジラ松井以来の快挙 東京ドーム熱狂の一打に米記者が脱帽「オオタニのキャリアで最も意味のある一発」

【関連記事】NPBは「ヤジがない」 無念の離脱となったベッツが帰国前に語った“日本のマナー”「みんながひたすら集中してる」