大注目の舞台で、最高の結果を出した大谷。(C)Getty Images 東京ドームのボルテージが最高潮となる圧巻弾だった。 3月19日に東京ドームで行われたカブスとのMLB開幕シリーズ第2戦にドジャースの大谷翔平は「1番・DH」で先発出場。…

大注目の舞台で、最高の結果を出した大谷。(C)Getty Images
東京ドームのボルテージが最高潮となる圧巻弾だった。
3月19日に東京ドームで行われたカブスとのMLB開幕シリーズ第2戦にドジャースの大谷翔平は「1番・DH」で先発出場。5回の第3打席で右中間スタンドに特大の本塁打を放った。
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いわば“凱旋”となる前夜の開幕戦では、5打数2安打と存在感を示した大谷は、この日も千両役者ぶりを発揮した。相手先発左腕ジャスティン・スティールの前に2打数ノーヒットと抑え込まれていた5回にその瞬間はやってきた。
チームが5-3とリードした5回、一死走者なしの場面でカブスの2番手ネイト・ピアソンと対峙した背番号17は、99.1マイル(約159.1キロ)の4シームを強振。「パカンッ」という乾いた衝撃音とともに打ち出された打球は、4万人超の観客に見送られながらあっという間に飛距離を伸ばして右中間スタンドに一直線。
フェンス際に座ったファンの伸ばしたグラブに当たり、グラウンドに打球が跳ね返ってきてしまったことで、カブス側がビデオ判定を要求。最終的な認定が遅れたが、ほどなくしてスタンドインは認められた。
日本人選手が、東京ドームで行われたMLB公式戦で本塁打を放つのは、2004年にヤンキースの一員として来日した松井秀喜氏以来、21年ぶりの快挙。多くの日本人が注目していた中で、歴史的な結果を残すのはさすがという他にない。
待望であった大谷の一発には米記者たちも賛辞を贈る。米メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は自身のXで「日本での特別な瞬間だった」と回想。その上で「ショウヘイ・オオタニはファンが見に来たものを見せてくれた。右中間へのホームランに東京ドームのファンは熱狂した」と絶賛。さらに凱旋アーチへのエモーショナルな心情を続けた。
「これはショウヘイ・オオタニのキャリアの中で最も意味のあるホームランのひとつになるだろう。ドジャースのスターにとって重要な瞬間だった。そして、日本にとっても」
米メディアでも大きな反響を生んでいる一発。その余波はしばらく続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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