佐々木はメジャーデビュー戦を3回1失点で降板した(C)Getty Image 衝撃デビューを飾った。19日、東京ドームで行われたカブスとの開幕第2戦に先発した佐々木朗希は初回からいきなり160キロ超を連発と圧巻のパワーピッチングを見せた。【…

 

佐々木はメジャーデビュー戦を3回1失点で降板した(C)Getty Image

 

 衝撃デビューを飾った。19日、東京ドームで行われたカブスとの開幕第2戦に先発した佐々木朗希は初回からいきなり160キロ超を連発と圧巻のパワーピッチングを見せた。

【動画】佐々木朗希が東京でメジャーデビュー!鈴木誠也から三振奪う

 先頭のイアン・ハップには初球に160キロの直球を投じ、東京ドームのファンをどよめかせた。ここを左飛に打ち取ると続く鈴木誠也との対戦では初球に163キロを記録し、さらにドームをどよめかせる。鈴木にはフルカウントから159キロの直球でメジャー初となる空振り三振を奪った。最後はタッカーも約160キロの直球で中飛に打ち取る圧巻のすべり出しとなった。

 しかし2点の援護をもらった2回は一転して制球に苦しみ始める。

 先頭のマイケル・ブッシュに四球を与えると続くマット・ショーの1ストライクからの2球目にピッチクロック違反を取られるシーンもあった。その後も一死一塁の場面ではダンスビー・スワンソンの打席で一塁走者のブッシュに盗塁を決められるなど、制球を乱す。

 3回も一死からバーティに内野安打を許すと続くハップの打席ではまたも盗塁を決められる。この回は1死から三者連続四球で押し出しで1点を与えてしまう。最後は二死満塁からショーを空振り三振に取り、マウンドをおりた。

 3回を投げ被安打1、3奪三振5四球1失点。要所に佐々木らしい剛腕も見せたが、この日は2盗塁を許した。ランナーを出した後のセットポジションにおいての投球、キャッチャーとのコンビネーション含め、失点を防ぐためには盗塁をさせないための工夫も必要とあって、この点は試合解説を務めたソフトバンクOBでメジャーも経験した和田毅氏も「修正しないといけないポイントではある」と次回以降の課題になると指摘した。

 直球が160キロ超えとポテンシャルの高さは存分に示した日本での凱旋登板。今後は調整しながら、いかに勝ち星にたどりつくかの道のりも注目されそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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