ブレイキンで世界トップの選手が集う「FUJIFILM instax Undisputed Masters」Tokyo World Finalが22日、ニューピアホール(東京・港区)で行われる。昨年のパリ五輪で新種目に採用されたことで、一気…

 ブレイキンで世界トップの選手が集う「FUJIFILM instax Undisputed Masters」Tokyo World Finalが22日、ニューピアホール(東京・港区)で行われる。昨年のパリ五輪で新種目に採用されたことで、一気に認知度が高まったブレイキン。本大会では五輪のような個人競技の「ソロバトル」だけでなく、団体戦で競う「クルーバトル」が見どころのひとつとなっている。

 パリ五輪に出場し、女子銀メダルを獲得したNicka(ニッカ、リトアニア)は、世界トップブレイカーで結成された「Red Bull BC One All Stars」でクルーバトルに参戦。パリ五輪で男子金メダルを射止めたPhil Wizard(フィル・ウィザード、カナダ)ら、国境を越えた5人でバトルに挑む。「リトアニアのブレイキンは小さいコミュニティだから、一緒に練習した友達はいたけど『本物のクルー』といえるクルーはなかった。今回のメンバーは生まれた国は違っても家族だと思っているし、彼らと踊れることは本当に楽しみ」と目を輝かせた。

 8歳から競技を始め、今は17歳。細い体から繰り出されるエネルギッシュなダンスで世界中を席巻している。「オリンピックへ向かうまでの旅路で『なんでブレイクダンスをやっているのか』を再認識できた。それは私がブレイクダンスを愛していたから。それが一番大事なこと。オリンピックで他のダンサーと歴史をつくることができて、本当によかった」と昨夏の大舞台を振り返ったNicka。「みんなが今持っているムーブを少しずつ改良して、フレッシュなムーブを作っていると思う。私も進化することは常に意識している。その進化をこの大会でも披露したい」と意気込みを口にした。