日本ゴルフツアー機構(JGTO)は19日、都内で会見を行い、2025年度の国内男子下部ツアーの名称をACNツアーとすることを発表した。不動産及びオフィス関連商社のACNホールディングス(大阪市北区)がネーミングライツを取得した。契約期間に…

会見に出席した倉本昌弘JGTO副会長(左から)、田積毅ACN副社長、堀川未来夢

日本ゴルフツアー機構(JGTO)は19日、都内で会見を行い、2025年度の国内男子下部ツアーの名称をACNツアーとすることを発表した。不動産及びオフィス関連商社のACNホールディングス(大阪市北区)がネーミングライツを取得した。契約期間については非公表。

新規大会として8月6日(水)開幕の「住地ゴルフチャレンジトーナメント」(栃木・セブンハンドレッドクラブ)、9月10日(水)開幕の「ケーダッシュセカンドチャレンジカップin茨城」(茨城・サザンヤードカントリークラブ)を追加した。

最終戦は特別協賛社が加わり「ディライトワークスJGTOファイナル」に名称を変更。シーズンを通じて昨年から1試合増の計13試合となった。なお、昨季までタイトルスポンサーを務めたABEMAの放送を引き継ぎツアーのYouTubeチャンネルでインターネット中継を行う。JGTO幹部は「まだ1つ、2つ(開催希望の)お話をいただいている」と明かした。

ACNツアーは昨季までの賞金ランキングに代わり、各大会の成績に応じたポイントレース(ACNツアー・ポイントランキング)を実施する。最終戦には他大会の1.5倍のポイントを設定した(例/優勝者540pt、最終戦優勝は810pt)。なお、今季からレギュラーツアーのシード選手も、レギュラー大会が開催されない週に限り下部への出場が可能。その場合、賞金は獲得するが、ポイントは加算しない。

賞金は決勝ラウンド進出者に分配され、31位以下は同額(大会によって7万8563円から10万4650円)となった。順位で獲得ポイントが変わるポイントレースで年間成績に差を設ける半面、下位に沈んだ選手のアグレッシブな姿勢を引き出したい考え。JGTOの倉本昌弘副会長は「リスクを冒してでも、OBを打ってもいいから攻めるんだという意識を持ってほしい」と期待した。(編集部・桂川洋一)