バルセロナは今夏の移籍市場で引き続き元スペイン代表FWアンス・ファティ(22)の売却を計画しているようだ。 バルセロナの下部組織ラ・マシア出身であるファティは、2019年夏にプロ契約を締結。プロキャリアをスタートさせたシーズンからラ・リーガ…

バルセロナは今夏の移籍市場で引き続き元スペイン代表FWアンス・ファティ(22)の売却を計画しているようだ。

バルセロナの下部組織ラ・マシア出身であるファティは、2019年夏にプロ契約を締結。プロキャリアをスタートさせたシーズンからラ・リーガで24試合に出場するなど、将来有望な選手として期待が寄せられていた。

しかし、その後はケガなどに苦しめられてキャリアは停滞中。昨シーズンはブライトン&ホーヴ・アルビオンにレンタル移籍で加入したが、ここでも負傷が災いして主力に定着しきれず、昨夏バルセロナに復帰した。

今シーズンはハンジ・フリック監督の構想にほとんど含まれず、公式戦8試合に出場するもラ・リーガでの先発はわずか1試合のみ。こうした状況もあり、クラブは他クラブからのオファーについてオープンな姿勢を示していた。

結局今冬の移籍市場では残留となったファティだが、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、バルセロナは今夏も引き続き売却を目指すようだ。

ただし、焦点となるのは本人の意思。今冬にもファティには複数クラブからのアプローチがあったものの、すべて断ったと報じられている。

ファティとバルセロナの契約は2027年夏まで。今後も出場機会が得られずシーズンを終えた際、選手がどのような決断を下すかも注目される。