＜大相撲三月場所＞◇十日目◇18日◇大阪・エディオンアリーナ【映像】あまり見たことがない…土俵際の逆転劇　40歳の“鉄人”がまさかの逆転劇で館内を沸かせた。前頭七枚目・玉鷲（片男波）と前頭十枚目・錦木（…

＜大相撲三月場所＞◇十日目◇18日◇大阪・エディオンアリーナ

【映像】あまり見たことがない…土俵際の逆転劇

　40歳の“鉄人”がまさかの逆転劇で館内を沸かせた。前頭七枚目・玉鷲（片男波）と前頭十枚目・錦木（伊勢ノ海）の一番、玉鷲が土俵際で予想外の“トラップ”を発動。見事に錦木を下し、「こんな勝ち方あったんだw」「何だ今の」とファン騒然となる一幕があった。

　立ち合い突き上げて前に出た玉鷲は、錦木に強烈にいなされて土俵際でピンチを迎えることに。だがそこに突っ込んできた錦木に対し、玉鷲は後ろを向いたまま華麗な身のこなしでクルリと回転、見事にかわして勝利を遂げた。決まり手としてアナウンスされたのははたき込み。涼しい表情で勝った玉鷲は7勝目。敗れた錦木は9敗目を喫した。

　取組を受け、ABEMAで解説を務めた元前頭の鏡桜は「40歳でこんな相撲が取れるとは……考えましたね（笑）」と思わず頬を緩めた。鏡桜は続けて「（玉鷲が）守るタイミングと錦木が押すタイミングがぴったり。これは面白いですね」と語ると、「玉鷲は守ることしかできないので、錦木は焦らないでよく見て前に出ていればよかったんですけど、勝ったと思ったんでしょうね」と勝負の分かれ目を指摘した。

　相手に背を向けたまま玉鷲が回転して勝利するという衝撃的な結末に、視聴者も「玉鷲劇場だ」「こんな勝ち方あったんだw」「後ろに目が付いてるのか」「何だ今の」「こういう遊びありそう」「すごいなw」「名場面ww」と大いに盛り上がっていた。
（ABEMA/大相撲チャンネル）