【明治安田J1リーグ】ファジアーノ岡山 0-0 川崎フロンターレ(3月16日/JFE晴れの国スタジアム)【映像】ルカオが「重戦車ドリブル」で敵を吹っ飛ばす瞬間 確実にJ1リーグを震撼させている。ファジアーノ岡山のFWルカオが相手2人を連続で…

【明治安田J1リーグ】ファジアーノ岡山 0-0 川崎フロンターレ(3月16日/JFE晴れの国スタジアム)

【映像】ルカオが「重戦車ドリブル」で敵を吹っ飛ばす瞬間

 確実にJ1リーグを震撼させている。ファジアーノ岡山のFWルカオが相手2人を連続で吹き飛ばして右サイドを豪快に突破。圧倒的なフィジカルがSNSで話題となっている。

 J1初挑戦中の岡山は、第6節で川崎フロンターレをホームに迎え、20本のシュートを放ち、相手の枠内シュートをゼロに抑えた。しかし、最後までネットを揺らすことができず、スコアレスドローに終わっている。

 そんなゲームで抜群のインパクトを残したのが、チームと同じくJ1初挑戦であるブラジル人FWのルカオだ。191cm・91kgの巨漢が、川崎の選手とサポーターを恐怖に陥れたのは、後半立ち上がりの50分のことだった。

 ボールをカットしたDF田上大地が右サイド前方にアバウトなロングボールを蹴り込むと、ルカオが反応した。背番号99はDF丸山祐市の密着マークを受けていたが、左腕と背中で力強くブロック。ボールのバウンドを右足で上手く抑え、丸山からボールを遠ざけながら右方向にターンする。そして、食いついてきたところでボールをスペースに突いて、自身は丸山の左側から抜け出す“裏街道”で、完全に入れ替わることに成功。追走してくる丸山を左腕で押しのけ、ぐんぐん縦に持ち運んでいく。

 右サイドのアタッキングエリアに進入すると、DF三浦颯太が正面を塞いできた。だが、このマッチアップでルカオは自身の右斜めにボールを突き、相手をなぎ倒して強引に突破。最後はDFとGKの間に鋭いボールを流し込んだが、惜しくもFW木村太哉には合わなかった。

 日本代表歴を持つ2人のDFを瞬く間に料理した“高速重戦車”は、両手を挙げる動作でサポーターの応援を鼓舞。一連の衝撃的なプレーと煽りにスタジアムは騒然となった。

 解説の横内昭展氏はルカオが丸山を突破した瞬間に「強い!」と驚き、三浦を吹き飛ばした時には「おぉ!」という声を漏らし、「2人をなぎ倒していきましたね。こういうプレーが勢いをもたらしますよね。後半の入りは少し川崎のペースかなという中で、ああいうプレーをルカオがやってくれて、また一段と盛り上がって勢いが出ますよね」とコメントした。

 この超人的なプレーには、サッカーファンたちも驚愕。SNSには「ルカオはレベチ」「ルカオの無双っぷり」「やっぱりルカオさんすごいよね…」「化け物すぎて笑えてくる」「二人突破はめちゃくちゃ熱かった」「ルカオさんがかっこよすぎた」「普通に恐怖映像だった」など興奮の書き込みが目立った。また、川崎サポーターも「何が桃太郎やねん。ルカオの方が鬼くらい怖いやないか」「ルカオ手当を出してあげてほしい」「ルカオ、想像の4倍強かった」「いやはや最後までルカオには手こずりました」と恐怖を感じている様子だった。

(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)