決勝でニューカッスルに敗れたリバプール。先のCL敗退に続いて大一番で勝負弱さを見せた(C)Getty Images 遠藤航が所属するリバプールは現地時間3月16日、カラバオカップ決勝でニューカッスル・ユナイテッドと対戦し、0-2で敗れた。5…
決勝でニューカッスルに敗れたリバプール。先のCL敗退に続いて大一番で勝負弱さを見せた(C)Getty Images
遠藤航が所属するリバプールは現地時間3月16日、カラバオカップ決勝でニューカッスル・ユナイテッドと対戦し、0-2で敗れた。5日前には欧州チャンピオンズリーグ(CL)で16強敗退を喫しており、短期間で2つのタイトルを失う結果となった。
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今季、プレミアリーグでは首位を走っているものの、立て続けに大一番で敗れるという戦いぶりに専門サイトからは、アルネ・スロット体制の現状、さらには来季以降について疑問の声が挙がっている。
クラブの情報を発信する『THIS IS ANFIELD』では、カラバオカップ敗戦により、「当然、批判を受けることになるだろう」と結果へ苦言を呈すとともに、「この試合のパフォーマンスは後々まで影響を及ぼす可能性がある」などと論じている。
同メディアは、現在インターナショナルブレイクに入ったことで、「スロットには、シーズン再開まで約2週間の猶予がある。自らの決断や、今季の大部分を振り返る機会となる。間違いなく、多くの教訓が得られるはずだ」などと主張。続けて、来季に向けたチーム構築も検討すべきと説き、「この期間は、彼とクラブにとって非常に重要な夏に向けた計画を立てる機会にもなるはずだ」と綴っている。
そして、CLとカラバオカップ、両方でタイトルを逃した結果を踏まえ同メディアは、ここまでの選手起用を振り返りながら、はやくもスロット体制2年目についても言及している。
今季終了後、モハメド・サラーやアレクサンダー・アーノルド、ファン・ダイクなど多くの中心選手や、控え選手も他クラブへ移る可能性があると指摘。同メディアは、「スロットは1年目にタイトル(プレミアリーグ)を獲得しながら、2年目にはほぼ新しいチームで戦うこともあり得るのだ」などと見通している。
また、「ハーベイ・エリオット、フェデリコ・キエーザ、ワタル・エンドウのような選手が、カップ戦や途中出場に甘んじるのではなく、より多くの出場機会を求めて移籍を決断する可能性もある」として、各種大会でスタメンを固定し続ける指揮官の采配も問題視する。
その上で同メディアは、「ファーストチョイスの右サイドバック、左サイドバック、完全に新しい前線、そしてバックアップの補強まで考えるのは、到底現実的ではない」として、来季の陣容を不安視。「リバプールの内部では、今すぐにでも明確な方針を打ち出す必要がある」などと訴えている。
リーグでは好結果を残すも、シーズン終盤を迎えスロット監督の手腕を問う声が膨らみ続けていることは間違いない。来季以降を見据えたチーム再編も求められる中、指揮官はどのように軌道修正を図るだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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