大リーグは18日、東京ドームで開幕戦があり、ドジャースがカブスに4―1で逆転勝利をおさめた。 ドジャースの大谷は「1番…

 大リーグは18日、東京ドームで開幕戦があり、ドジャースがカブスに4―1で逆転勝利をおさめた。

 ドジャースの大谷は「1番・指名打者(DH)」で出場し、5打数2安打2得点。五回の第3打席で今季初安打となる右前安打を記録し、チームの逆転劇に貢献した。九回には右翼線へ二塁打を放ち、T・ヘルナンデスの適時打を呼び込んだ。

 先発の山本は5回3安打1失点で勝利投手に。日本選手が開幕戦で白星を挙げるのは、2019年の田中将大(ヤンキース)以来4人目。

 カブス先発の今永は、4回を無安打無失点と好投した。大リーグの開幕戦で、日本選手が先発で投げ合ったのは史上初。カブスの鈴木は「2番・DH」で4打数無安打だった。

■山本由伸、日本開幕投手の投げ合いを制す

 大リーグ史上初となる開幕戦での日本人投手の投げ合い。しかも、母国での先発マウンドだ。

 ただでさえ緊迫する状況で、ドジャースの山本が貫禄の投球を見せた。慌てず騒がず淡々と、自分のペースを最後まで崩さなかった。

 立ち上がりにピッチクロック違反から四球を与えた。二回には先取点も許してしまう。ただ、いずれも後続を落ち着いて断った。四回まで1失点で粘ると、五回に、昨季世界一の打線が逆転してくれた。

 勝ち投手の権利を得た五回の投球が圧巻だった。ギアを一段上げて速球主体の内容で三者凡退に。「最後まで全力を出し切れて良かったです」と、山本。まだ3月にもかかわらず、状態が最高に仕上がっているところを披露した。

 日本選手が開幕投手で白星を挙げるのは、野茂英雄、黒田博樹、田中将大に続き4人目だ。山本は「緊張感はありましたが、調子が良かったので自信を持って投げました」と振り返った。

 今季はメジャー2年目で経験値があるのも大きい。昨年は、韓国で行われた開幕シリーズで初登板。初回に5失点する散々のデビューだった。シーズン中も右肩の負傷で長期離脱。それだけに「失敗から学ぶことも多かった」と右腕は言う。

 初戦の勝利で成長を証明した。今季はローテーションの中心となって、チームを連覇に導く予感が漂う。(福角元伸)

 ロバーツ監督(ド) 先発山本を絶賛。「今年は自信をもってストレートをゾーンに投げ込んでいる。この調子を続けられれば、サイ・ヤング賞も大いに期待できる」