【明治安田J1リーグ】サンフレッチェ広島 1-1 柏レイソル(3月16日/エディオンピースウイング広島)【映像】中島洋太朗の「イニエスタ風ダブルタッチ」 サンフレッチェ広島のMF中島洋太朗が華麗なドリブルで相手2人を翻弄し、鋭い縦パスを打ち…

【明治安田J1リーグ】サンフレッチェ広島 1-1 柏レイソル(3月16日/エディオンピースウイング広島)

【映像】中島洋太朗の「イニエスタ風ダブルタッチ」

 サンフレッチェ広島のMF中島洋太朗が華麗なドリブルで相手2人を翻弄し、鋭い縦パスを打ち込んでチャンスをクリエイト。シャビやアンドレス・イニエスタ(いずれも元スペイン代表MF)を彷彿とさせるプレーにファンが興奮した。

 広島がJ1リーグ第6節で柏レイソルと1-1で引き分けた。72分に縦パスで先制点を演出していた18歳の中島は、80分にもピッチに魔法をかけていた。

 中島が敵陣中央でFW加藤陸次樹からパスをもらった段階で、正面には柏のMF熊坂光希、背中側にはMF小泉佳穂とMF原川力と3人に囲まれていた。そんな密集地帯にもかかわらず躊躇なくボールをトラップすると、その瞬間に熊坂が一気に距離を詰めてきて、原川もプレスバック。前後で挟み込まれてしまった。

 だが、紫の背番号35はまったく慌てない。左足インサイドでボールを右方向にタッチして、熊坂と原川の重心を移動させると、その直後に右足のインサイドで軸足となる左足の後ろを通しながら左方向へ持ち運ぶ。テクニカルなダブルタッチと軽やかな身のこなしで、柏の包囲網を突破したのだ。

 それだけでは終わらない。突破後にすかさずボックス手前のFWジャーメイン良に鋭い縦パスを打ち込む。結果的に、このパスがMF東俊希のクロスに加藤が飛び込むという際どいチャンスに繋がった。

 解説の山岸智氏は、「うまい!」と感嘆し、「今のも中島選手ですよ。良いところにパスを出しましたし、見えているところが良いですよね。どんなパスを出したらどこにチャンスができるのかを感じられていますよね」とコメントした。

 18歳の若きファンタジスタのプレーにはサッカーファンもSNSで反応。「ずっと洋太朗がレベチ」「洋太朗が本日もすごい」「中島洋太朗、マジでシャビとかイニエスタみたいな選手だ」「洋太朗まじバケモン」「和製イニエスタ」「洋太朗もう世界だろこんなの」などと興奮した。

(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)