18日のセンバツ開会式の開会あいさつ、祝辞、励ましの言葉の概要は以下の通り。大会会長の松木健・毎日新聞社社長 皆さん、おはようございます。 春の訪れとともに、第97回選抜高校野球大会が開幕しました。32校のみなさん、出場おめでとうご…

阪神甲子園球場=兵庫県西宮市で、本社ヘリから

 18日のセンバツ開会式の開会あいさつ、祝辞、励ましの言葉の概要は以下の通り。

大会会長の松木健・毎日新聞社社長

 皆さん、おはようございます。

 春の訪れとともに、第97回選抜高校野球大会が開幕しました。32校のみなさん、出場おめでとうございます。

 今年は阪神大震災から30年となりました。また、戦後80年の節目でもあります。阪神大震災の際は、地元の方々をはじめ関係者の皆さまのご協力で大会を開催することができましたが、太平洋戦争のときは5年間、中断を余儀なくされました。

 戦後に再開してからは、新型コロナによる中断を除き、毎年開催されていますが、それは当たり前のことではありません。多くの人たちの努力で野球を楽しめる環境が整い、皆さんの先輩はプレーを通して、希望や夢、感動を届けてくれました。それは、今の高校野球にもつながっています。

 選手の皆さん、甲子園でのプレーを思い切り楽しみ、野球の素晴らしさ、野球を楽しむことの喜びを全国に伝えてください。素晴らしい試合を期待しています。

武部新・副文部科学相の祝辞

 本日、ここ甲子園球場において、第97回選抜高等学校野球大会が開催されることを、心よりおよろこび申し上げます。高校球児にとって聖地である甲子園にお集まりいただいた選手の皆さん、選抜大会出場、誠におめでとうございます。皆さんは、秋季大会で新チームの結束を深められ、また厳しい冬の間も鍛錬を重ねてこられました。その実力と野球に取り組む姿勢、そして校風や品位が評価され選抜されました。全国の高校球児の皆さんは代表です。

 日々の練習の成果を存分に発揮されて、これまで支えてくださったご家族、仲間、母校、そして郷土の方々への感謝を忘れず、正々堂々とプレーして、たくさんの感動を生み出してくれることを期待しています。そして、この機会に全国から集まった仲間たちと親睦を深め、本大会での貴重な経験を糧とし、今後ますます活躍され、それぞれみなさんの夢に向かって飛躍されることを願います。

 また、これから始まる熱戦を応援してくださる皆さん、球児たちの全力のプレーに惜しみない拍手と声援をお願いいたします。結びに大会関係者の皆様のご尽力に心から敬意を表し、大会の成功を祈念してお祝いの言葉といたします。甲子園を楽しんでください。

宝馨・日本高野連会長の励ましの言葉

 選抜大会への出場、誠におめでとうございます。先日、私は自宅の近所の小学生の野球を見て参りました。小学校5年生から2年生の十数人のチームであります。十数人のチームではありますけど、10人以上のお父さんお母さんがコーチをしたり声援を送ったり、そして練習試合ではお父さんのみならず、お母さんたちも審判を務めてくれたりしておりました。みなさんも子どものころ、そのように同じように家族に支えられて、成長してきたのではないでしょうか。応援してくれた家族、友達、先生、本当にありがたいことですね。日本の野球の裾野を広げる活動をしてくださっている全国のみなさんに心より御礼申し上げます。さて、選抜大会は昨年100周年を迎えました。この100年の高校野球の歴史と伝統をみなさんどうぞかみしめてください。そして、100年続いた高校野球の歴史、伝統、高校野球の文化をみんなで守って参りましょう。みなさんのはつらつとした精いっぱいのプレー、きびきびとしたスピーディーな試合運び、これが高校野球の魅力であります。この歴史と伝統、高校野球の文化をみんなで守って参りましょう。みなさんの精いっぱいのプレー、素晴らしい試合が展開されますことを期待いたしまして、励ましの言葉とさせていただきます。頑張ろう。