選抜高校野球大会は18日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕し、昨秋の四国大会王者の明徳義塾(高知)は、史上4校目の大会連覇を目指す健大高崎(群馬)に延長十回タイブレークの末に1―3で敗れた。 明徳義塾の先発・池崎安侍朗(あんじろ…

【健大高崎-明徳義塾】延長タイブレーク十回表健大高崎1死二、三塁、暴投で追加点を許し、天を仰ぐ明徳義塾の池崎(右)。左は三塁から生還した栗原=阪神甲子園球場で2025年3月18日、滝川大貴撮影

 選抜高校野球大会は18日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕し、昨秋の四国大会王者の明徳義塾(高知)は、史上4校目の大会連覇を目指す健大高崎(群馬)に延長十回タイブレークの末に1―3で敗れた。

 明徳義塾の先発・池崎安侍朗(あんじろう)投手(3年)は試合後、悔しさをにじませた。試合後の主なコメントは次の通り。

明徳義塾・池崎安侍朗投手

 (前回王者が相手で)接戦になることは大体予想していたんですけど、延長十回のタイブレークは抑えれば勝てると思っていました。(そこで勝ち越しを許したのが)すごく悔しかったですし、情けなかったです。(今日は)ストレートで押せていたので、そこは良かったですが、変化球が浮いてしまい、カウントが悪くなってしまいました。

 最後(に勝ち越し二塁打を許した延長十回の)ポテンヒットは、切れがないスライダーでした。だから当たったのかなと思います。空振りか、ファウルで(ストライクの)カウントを取りたかったです。前に(打球が)飛んでしまったっていうのも球が高かったからかなと思います。

 (健大高崎は好投手がそろい)1点が重くなることは、予想していました。回が進むことに楽しさがありましたが、緊張感はすごくありました。

 (138球投げたが)もう七回か、八回ぐらいから(スコアボードの球数を)見ないようにしていました。(最後まで投げ抜くためには)球数を気にしていたら投手じゃないなと思って。苦しかったですけど、粘って投げたいと思っていました。

 (馬淵監督にセンバツ初優勝を届けるため)まずは初戦を勝ちたかったですが、(延長十回の攻撃で)最後も自分が飛び出してしまってチャンスを潰してしまったので申し訳ないです……。勝負どころで抑えられるようにしたいなと思います。