(18日、第97回選抜高校野球大会1回戦 花巻東10―2米子松蔭) 花巻東の背番号「17」は特別な番号だ。同校出身で、…
(18日、第97回選抜高校野球大会1回戦 花巻東10―2米子松蔭)
花巻東の背番号「17」は特別な番号だ。同校出身で、大リーグで活躍する大谷翔平(ドジャース)や菊池雄星(エンゼルス)も下級生のころにつけたことから、「出世番号」と呼ばれている。
今春、その番号を初めて背負ったのが、2年生の赤間史弥だ。一回1死一、二塁からカーブを振り切り、木製バットの乾いた音を響かせた。「木の方が当たったときの感覚がいい」。ライナー性の打球は中堅手の頭上を越え、先制の適時二塁打となった。
昨夏の甲子園で4番に座った同学年の古城大翔がケガをし、大会前の練習試合から代わって4番を任された。「自分のせいで負けたくない」と重圧を感じ、なかなか結果が出なかった。
ただ、この背番号で恥ずかしい姿は見せられない。「結果にこだわりすぎず、自分のスイングを見直した」。冬に鍛えた足腰でどっしりと立ち、フルスイングする。この日はその心構えで打席に立ち、チーム随一のスイングスピードで2打点を挙げた。
18、19日の夜にある「大谷先輩」の開幕戦は見ない。「自分に集中してバットを振ります」。17番への期待は、もっと高いと分かっている。(平田瑛美)