◇米国男子◇バルスパー選手権 事前情報◇イニスブルックリゾート&GCコパーヘッドコース(フロリダ州)◇7352yd(パー71)4週にわたるフロリダスイングの最終戦が20日(木)に開幕する。1977年に始まり、2014年からは塗料メーカー「…

◇米国男子◇バルスパー選手権 事前情報◇イニスブルックリゾート&GCコパーヘッドコース(フロリダ州)◇7352yd(パー71)
4週にわたるフロリダスイングの最終戦が20日(木)に開幕する。1977年に始まり、2014年からは塗料メーカー「バルスパー」が冠スポンサーになった。
コパーヘッドコースは“スネークピット(蛇の巣穴)”と呼ばれる16番、17番(パー3/215yd)、18番の上がり3ホールが有名。オーガスタナショナルGCの“アーメンコーナー”やクエイルホロークラブの“グリーンマイル”、PGAナショナルリゾートの“ベアトラップ”などとも比較される難所だ。

前年大会は最終日を2打差2位から出たピーター・マルナチが逆転優勝。8年半ぶりとなるツアー通算2勝目を挙げた。
右肋骨のけがから2週前に復帰した世界ランキング3位のザンダー・シャウフェレは、昨年最終日に「65」と追い上げて5位に入った。4年連続出場のジャスティン・トーマスは3年前にはプレーオフ進出に1打及ばない3位でフィニッシュの経験がある。ジョーダン・スピースは2015年大会を制した歴代チャンピオンだ。
21歳のルーク・クラントン(フロリダ州立大3年)はアマチュアながら世界ランク93位にいる有望株。直近のツアー出場だった3週前の「コグニザントクラシック」で予選通過を果たし、大学生を対象とするポイント制度「PGAツアー・ユニバーシティ」を通じて3年生のシーズン終了後にPGAツアーメンバーの資格を得ることが決まっている。
日本勢は4人が出場する。予選落ちだった「ザ・プレーヤーズ選手権」からフロリダで連戦の久常涼は、昨年首位と3打差で決勝ラウンドに入り、33位で終えた。2週前の「プエルトリコオープン」、今週、そして次週からのテキサス2試合の合計4戦でトップ5のポイントを稼いだ選手には「RBCヘリテージ」(4月17日~/サウスカロライナ州ハーバータウンGL)の出場権を付与。シグニチャーイベント(昇格大会)初出場へ、上位成績の積み重ねが求められる。
ルーキーの星野陸也、大西魁斗、金谷拓実はいずれもプエルトリコ以来のトーナメント。星野は直近2試合連続で予選を通過も上位が遠く、大西は今季5試合いずれも決勝ラウンドに進めていない。金谷は直近2試合で32位→34位と4日間を戦っている流れを続けたい。
<主な出場予定選手>
ピーター・マルナチ、ルーク・クラントン、トミー・フリートウッド、ルーカス・グローバー、久常涼、星野陸也、ビクトル・ホブラン、金谷拓実、トム・キム、シェーン・ローリー、大西魁斗、ザンダー・シャウフェレ、アダム・スコット、ジョーダン・スピース、サヒス・ティーガラ、ジャスティン・トーマス