(18日、第97回選抜高校野球大会1回戦 二松学舎大付3―2柳ケ浦) 今大会一番最初にマウンドに立った二松学舎大付の河…

 (18日、第97回選抜高校野球大会1回戦 二松学舎大付3―2柳ケ浦)

 今大会一番最初にマウンドに立った二松学舎大付の河内紬(つなで)が好投した。

 一回、先頭打者に三塁線へいい当たりを打たれたが、三塁手の土屋慶太が飛びついて好捕。「緊張していたけれど、まわりが支えてくれた。一人一人に向き合って、自分の投球をしようと思った」。これで乗った。テンポよく、四回までパーフェクト。その間の投球数はわずか34球だった。

 90キロ台の緩い変化球と、140キロ台の直球で緩急をつけた。八回途中1失点、自責点0の好投だった。

 チームは昨秋の東京大会決勝で早稲田実との延長タイブレークを制したが、先発の河内は3回で降板した。その後は直球の伸びを意識して練習を重ね、大舞台で一冬の成長を見せた。

 当初は五、六回での継投を考えていたという市原勝人監督は、この日の投球を「力通りというか、力以上というか。立ち上がりでスムーズに入ってくれたので、自分たちのペースで試合がしやすかった」と評価。その上で「欲を言うと、やっぱりあと一踏ん張りが彼の課題。そうすると完投も」と付け加えた。

 夏の甲子園ではたびたび勝利を重ねている二松学舎大付だが、春の勝利は準優勝した1982年以来だ。そのときのエースが市原監督で、「甲子園で一つ勝つのは大変。ホッとしています」。

 河内は「自分の役割はいい形でつなげることなので、次もそうしたい。打線がいいと言われるけれど、ピッチャーもいいぞと思わせたい」と意気込んだ。(上山浩也)

 ▼二松学舎大付が2度目の開幕試合で勝利 第1日第1試合を戦ったのは第74回(2002年)以来、2度目。この時は大体大浪商(大阪)に4―5で逆転負けしていた。