【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 1-1 浦和レッズ(3月16日/県立カシマサッカースタジアム)【映像】ファウル? サヴィオと柴崎の接触シーン 浦和レッズのMFマテウス・サヴィオが鹿島アントラーズ戦で、スライディングタックルをファウル…
【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 1-1 浦和レッズ(3月16日/県立カシマサッカースタジアム)
浦和レッズのMFマテウス・サヴィオが鹿島アントラーズ戦で、スライディングタックルをファウルと判定されて激昂。両チームがベンチ前で一触即発する事態に発展し、県立カシマサッカースタジアムが騒然とした。
鹿島と浦和。赤色をチームカラーとする両者が激しい火花を繰り広げたJ1リーグ第6節は、前半終了間際に浦和が先制すると、後半終了間際に鹿島が同点に追いつき、1ー1の痛み分けに。Jリーグ誕生時から日本サッカーを牽引してきた両チームの対決は、プライドとプライドがぶつかり合うような激しい肉弾戦となった。
そんな激戦を象徴するようなシーンが、ゴールレスで迎えた17分だった。ベンチ前でボールの奪い合いが展開される中、1つのタックルがきっかけとなりヒートアップした。
浦和のサヴィオが、鹿島のDF安西幸輝に奪われたボールがMF柴崎岳に渡る。浦和の背番号8はすぐに取り戻そうと、柴崎にスライディングタックルを仕掛けた。これがボールにヒットし、ピッチ外に蹴り出す形となった。
しかし、次の瞬間だった。サヴィオのタックルがファウルと判定されたのだ。ボールにアタックしていたことを確信していたサヴィオは、即座に不満をぶちまけた。「ふざけるな!」と言わんばかりに右手で強く殴りつけるジェスチャーで、旗を上げた副審に異議を唱えた。
その一方、柴崎はタックルを受けた直後に吹き飛ばされるようにしてピッチにうずくまっており、それを目の前で見ていた鹿島の鬼木達監督はジェスチャーでファウルであることを訴えた。
サヴィオはまったく納得できない様子。両手を広げながら主審に詰め寄り、正当なタックルであったことをアピールする。同僚のFWチアゴ・サンタナも副審に抗議し、浦和ベンチからスタッフが駆けつけて仲裁。柴崎は顔と足を押さえて倒れ込んだままで、鹿島は鬼木監督に加えて曽ケ端準コーチもベンチから飛び出して、サヴィオのプレーが危険なものだったと主張した。双方が引かないことで、ベンチ前は一触即発にエキサイト。その雰囲気がスタジアム全体に波及し、スタンドが騒然とした。
解説の福田正博氏は、「最後のサヴィオのタックルが柴崎の足に入ったんですかね?」と問うと同時に、中継にはリプレイが映し出された。サヴィオの左足はボールにいっていたが、直後に右足が柴崎に少なからず接触。「激しくボールを奪い合う攻防は見応えがありましたけど、ああー、(接触は)ボールを出した後ですね。少し遅れたということでファウルになりましたね」とコメント。そして、「そこまでエキサイトするようなシーンではなかったと思いますけどね」となだめた。
キックオフから20分も経たないうちにヒートアップしたシーンには、サッカーファンもSNSで反応。「これは柴崎がレフェリーを欺いた」「フロッピングじゃん」「柴崎さんはやはり鹿島の選手なんだなと実感した瞬間」「サヴィオ熱いねぇ」「ボールにはいってるが、挟んでる感じではあるからしゃーない」「今のタックルは危ない」「サヴィオ落ち着け」「サヴィオにカード出せよ」「ファウルちゃうやろ」「いやサヴィオの気持ちもわかるんだけど最後の両足タックルは赤出るからやめてくれ…」「何もしてなくない?」など様々な意見が出ていた。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)