日本代表のMF田中碧(リーズ・ユナイテッド)が、ワールドカップ(W杯)行きを決める戦いへ意気込みを語った。 17日、日本代表は2026年北中米W杯アジア最終予選に向けて活動を開始した。 田中は初日から合流し、室内のジムで汗を流すことに。三笘…
日本代表のMF田中碧(リーズ・ユナイテッド)が、ワールドカップ(W杯)行きを決める戦いへ意気込みを語った。
17日、日本代表は2026年北中米W杯アジア最終予選に向けて活動を開始した。
田中は初日から合流し、室内のジムで汗を流すことに。三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)と会話をしながらトレーニングを終えた。
20日のバーレーン代表戦で勝利すれば、史上最速となる3試合を残してのW杯出場決定に。田中は「そこまでこだわっていないというか、毎試合勝つというのは、親善試合だろうが最終予選だろうが、それは代表として戦う宿命だと思います。相手が強かろうが弱かろうが、そこはあまり意識していないです」と、相手がどうであれ、まずは勝つことだけを考えているとした。
田中は今シーズンからイングランドに活躍の舞台を移し、チャンピオンシップ(イングランド2部)で35試合に出場し4ゴール2アシストを記録。チームの中心として存在感を見せており、プレミアリーグ昇格を目指す中でチームは首位に立っている。
日本代表では、MF遠藤航(リバプール)とMF守田英正(スポルティングCP)がボランチでコンビを組んでいるが、田中も割って入りたいところ。守田がケガ明けということもあり、先発のチャンスもありそうだ。
田中は「自分のやっている役割も、チームでやっている役割は今までやってきた役割とは変わってきます。とはいえ、自分がどこかに止まってプレーするというよりは、動いてプレーすることには変わりないかなと思うので、そこは変わらずに状況を見ながら、攻守においてやれればと思います」とコメント。今まで通りの自身のプレーを出していくとした。
イングランドでのサッカーにも慣れ始めた秋頃から一気に評価を高めている田中。「もちろん評価が高まっていることは凄く嬉しいですけど、課題もたくさんあると思います。特にシーズン後半に入ってますが、試合数も多い中で、自分自身のパフォーマンスが多少疲労だったりで下がってくることは感じている部分もあります」と現状についてコメント。今年に入ってから4ゴール1アシストを記録しているが、「毎試合維持することは簡単ではないですし、まだまだだなと思います。こういう中でもどれだけ高いパフォーマンスを出せるか。週3で試合がある中で、まだまだ試行錯誤する必要があると思います。ケガなくゴールやアシストがついてきているのは、ポジティブかなと思います」と、難しいながらにもしっかりと結果がついてきていることは良いことだとした。
イングランドに渡って半年。自身の成長を感じる点については「自分が伸びているのか、周りが良いのかというのが多少こんがらがっている部分はあります。周りが良いので自分が生かされているということも感じています」と、チームメイトのおかげもあると言及。「大前提として、試合に勝とうが負けようが、プレミアに上がって何ができるのかを意識しています。自分がプレミアで何ができるか。世界最高峰のリーグで自分が何ができるのかを常に考えてやっているので、そこでやるためにより力をつけなければいけないです。もちろん現時点でも成長しているとも思いますが、これからのシーズンでより自分の成長を感じられると思います」と語り、来シーズンはプレミアリーグでプレーすることを想像し、今から高いパフォーマンスを意識しているとした。