サッカー日本代表が17日、26年北中米W杯アジア最終予選バーレーン戦(20日・埼玉)に向けて、千葉市内で始動した。モナコでは2、3月は公式戦4ゴールと好調を維持して合流したMF南野拓実は「前の時(22年カタールW杯に向けたアジア最終予選)…

 サッカー日本代表が17日、26年北中米W杯アジア最終予選バーレーン戦(20日・埼玉)に向けて、千葉市内で始動した。モナコでは2、3月は公式戦4ゴールと好調を維持して合流したMF南野拓実は「前の時(22年カタールW杯に向けたアジア最終予選)より気持ち的に余裕を持って挑める。ホームで決めれることに対してのモチベーションもあります。でもまだ何も決まっていないので、しっかり勝って決めたい」と話した。

 今月4日には、モナコとの契約を27年6月まで延長したことを発表。モナコでコンスタントに出場を続ける中での決断だったが、そこには4年前の“苦い”記憶も理由のひとつにあった。19年にザルツブルクからリバプールに移籍したが、ポジションをつかめず、試合出場は限定的に。サウサンプトンへの期限付き移籍も経験したが、W杯前の21―22年シーズンはリバプールで出場機会が少なく、22年カタールW杯は本調子で迎えることはできなかった。しかし今回は、同じチームでW杯に集中して臨む環境を整えた、とも言える。

 「選手としてそれはひとつ(の理由)。それを考えて(契約)更新したわけではないですけど、試合に出続けて、そのままのいいコンディションで(W杯に)臨めるか、というのが1番だと思います。そういう意味では、前回(22年カタールW杯)はそうじゃなかったので。今回もどうなるかはわからないし、今のチームでも(試合に出続けることは)簡単ではないんですけど、自分的にはいい決断をしたと思いますし、このままのリズムで次のW杯に行きたい」

 1月には30歳を迎え、チームでも長友(38歳)、遠藤、伊東(32歳)に次ぐ年長(古橋も30歳)に。「ちょっと時間の流れを感じるかっていうのはありますけど、気持ちは変わらずチャレンジャーのままで。ギラギラして長友選手に負けないように」とほほえみ、さらなるチームへの貢献を誓っていた。