蝉川泰果が17日、故郷の兵庫県加東市の同市役所で「蝉川泰果 イーグル・ドネーション・フォー・フューチャー Supported by 住友生命」の寄付金贈呈式に出席。同市の岩根正市長に目録を贈呈した。同市は寄付をジュニアゴルファーの育成に回…

故郷の兵庫県加東市に「イーグルドネーション」の寄付金を贈った蝉川泰果。右は同市の岩根正市長

蝉川泰果が17日、故郷の兵庫県加東市の同市役所で「蝉川泰果 イーグル・ドネーション・フォー・フューチャー Supported by 住友生命」の寄付金贈呈式に出席。同市の岩根正市長に目録を贈呈した。同市は寄付をジュニアゴルファーの育成に回す予定。

「イーグル・ドネーション―」は蝉川が昨年4月にスポンサー契約を結んだ住友生命保険と連動し、子育て支援や環境保護を目的にシーズンを通して奪ったイーグル、優勝数に応じた金額を寄付金として積み立てるもの。蝉川は「1歳半から加東市で好きなゴルフをしてきて、それが職業になって社会に貢献できるのはうれしい。少しでもお役に立てれば」と笑顔を見せた。

2022年に「日本オープン」などで史上初の“アマチュア・ツアー2勝”を挙げて、同年10月にプロ転向。それ以来「同学年の中島啓太選手がジュニアレッスンや大会を催すのを見て、自分もいずれは、と思っていました」と社会貢献活動に一歩踏み出せたことを喜ぶ。

ちなみに寄付を積み立てる対象が「イーグル」を中心にしたのは、住友生命保険が同様に契約する女子プロ西村優菜が“バーディ基金”を行っており、それと違う形を模索。自身がプロ本格参戦1年目の2023年に国内ツアーでイーグル率1位になったこともあり「僕のアグレッシブさがつながる」と説明した。

ただ“基金始動1年目”の昨季はツアー0勝で賞金ランキング19位、イーグル率も10位と奮わなかった。寄付活動の対象には「優勝」も入っており「イーグル率も優勝数も賞金ランクも、やるからにはすべて1番を目指したい。何より昨年できなかった優勝は必ずしたいです」と鼻息が荒かった。(編集部/加藤裕一)